スキー場で雪が不足しているときの強い味方、人工的に雪を作れる降雪機・スノーマシンを知っていますか？降雪機・スノーマシンが設置されているおすすめのスキー場を15か所紹介します。この記事を読んで、まだ自然雪が降っていない時期でも先取りして滑れるスキー場に行きましょう！

雪不足でも大丈夫！　スノーマシン・降雪機とは？

スノーマシン・降雪機は、人工的に雪を作る機械です。秋が深まってくる時期になると日本の山間部では雪が降り始めますが、毎年同じような降雪量があるわけではありません。比較的早めにオープンするスキー場は、スノーマシン・降雪機を設置して滑れる雪の量を確保している場合が多いです。

スノーマシン・降雪機には様々なタイプがありますが、大きく分けて人工降雪機と人工雪造機の2種類です。スノーマシンと呼ばれているのは、いわば人工雪造機。氷を削って雪を作るタイプが主流ですが、水を凍らせずに雪を作れる機械もあります。人工降雪機は、気温0度以下の時に、霧状の細かい水蒸気を凍らせて雪を降らせる仕組み。起動させるには気温や湿度などの条件が揃う必要がありますが、天然の雪に近い、パウダースノーのような上質な雪ができます。

スノーマシン・降雪機があるスキー場15選

ここでは、スノーマシンや降雪機があるスキー場15選を紹介します。各スキー場の公式SNSなどでは、降雪機が稼働している様子も見られるので、早く滑りたい方はチェックしてみてください！

軽井沢プリンスホテルスキー場（長野県）

軽井沢プリンスホテルスキー場には、人工雪造機8基、降雪機195台があります。まさに雪不足の心配ゼロ！オープンは比較的早めで、いち早く滑りたいスキーヤー＆ボーダーにぴったりです。緩やかな傾斜の広々としたバーンが多く、初級者が挑戦しやすい上、こども向けの「スノーマンパーク」もあり、ファミリーにおすすめの構成になっています。

最寄り駅は北陸新幹線の軽井沢駅、車でも碓氷軽井沢ICから約14分でアクセス抜群。隣接するショッピングモールにも立ち寄れば、リゾート気分を満喫できます。

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御嶽スキー場（長野県）

御嶽スキー場は、2021年のシーズンから「おんたけ2240」としてリニューアルオープンしました。メインバーンに最新型の人工降雪機を導入。ゲレンデ整備を行い、コンディションの安定を目指しています。山頂は雲より高い標高2,240mの絶景！初級者でも山頂から滑走可能なパノラマコースは、ゆったりと眺望を楽しめます。

2022年のシーズンからは、チャンピオンゲレンデが復活。自然地形を活かしたほぼ非圧雪のエリアで、腕試しはいかがですか？

エイブル白馬五竜スキー場（長野県）

エイブル白馬五竜スキー場は、3つの広いゲレンデがあります。標高が高くエキスパート向けの「アルプス平ゲレンデ」、広々とした「とおみゲレンデ」、初級者向けコースとスノーパークがある「いいもりゲレンデ」です。とおみゲレンデといいもりゲレンデに人工降雪機が設置されています。とおみゲレンデの降雪機は、100％自然エネルギーで稼働。スキー場全体で環境問題に取り組んでいます。

パウダースノーを楽しめるコースから、丁寧に圧雪された初級者向けコースまで、バリエーションがあるのが特徴的。レストランや立ち寄り湯などの施設も充実しています。

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Hakuba47 ウィンタースポーツパーク（長野県）

Hakuba47 ウィンタースポーツパークは、ゴールデンウィークまでの長期間営業をしています。長いシーズンを乗り切るため、2種類計66台のスノーマシン・降雪機が活躍。春まで滑れる状態を保つため、スノーマシンの力も借りてゲレンデを作っています。

Hakuba47 ウィンタースポーツパーク最大の魅力は、スノーパーク「47PARKS」。プロスノーボーダーチーム「HYWOD」がプロデュースしたスノーパークには、ハイシーズンになると約30種類のアイテムが登場。レベルに応じて丁寧にレクチャーしてくれるスクールもあります。

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菅平高原スノーリゾート（長野県）

菅平高原スノーリゾートは、約175haの敷地に60コースと18本のリフトで構成されている広大なスキー場です。1日では制覇できないかもしれません。60基以上のスノーマシンがフル稼働し、良質な雪面を維持。晴天率も高く、シーズン中はいつでも安定して楽しめます。アルプス連山の絶景をバックに滑り降りるロングランは、まさに爽快！初級者でも菅平高原を見渡せる場所から滑走できます。スキーやスノボをしなくても、雪上車に乗ったり、雪遊びをしたり、スノーシーズンを誰もが満喫できる場所です。

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車山高原SKYPARKスキー場（長野県）

車山高原SKYPARKスキー場は、日本百名山のひとつである霧ヶ峰の最高峰に位置するスキー場です。スノーマシンの数は約70基！標高が高く、気温が低い場所ですが、スノーマシンの稼働で山麓まで常に抜群のゲレンデコンディションを保っています。国定公園にあり、山頂からは富士山や南北中央アルプスを一望。パノラマコースとファミリーコースに大きく分かれ、レベルに合った場所で滑ることができるので安心です。

HAKUBAVALLEY白馬八方尾根スキー場（長野県）

HAKUBAVALLEY白馬八方尾根スキー場は、1928年に開設された老舗のスキー場です。1998年の長野冬季オリンピック会場になるほど、世界的なクオリティを誇ります。人工降雪機は様々なタイプを計56台設置。雪不足の年でもスキーヤー＆ボーダーが満足できる雪質を目指しています。

ゲレンデは最大傾斜が大きく、最長で8,000mを滑り降りるコースなど、ロングランを楽しめます。超上級者は、特別指定区域にあるアドベンチャーパウダーエリア「OMUSUBI（おむすび）」にトライしてみてはいかがでしょうか？

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ホワイトバレースキー場（群馬県）

ホワイトバレースキー場は、都心からの近さに、雪質の良さを兼ね揃えています。いち早いオープンのため、人工降雪機を導入。スイスの山小屋をイメージしたロッジ周辺まで延びるゲレンデを整備しています。コンパクトな規模ながら、中級者から自然地形を活かしたコースを滑走可能。滑りごたえのあるスキー場です。ゲレンデ上部の9割を非圧雪のまま解放する「プレミアムパウダーデイ」は要注目です！

ノルン水上スキー場（群馬県）

ノルン水上スキー場は、都心から車で約95分！アクセス抜群のスキー場です。「とにかく早く滑りたい！」と待ちきれない都心のスキーヤー＆ボーダーを迎えるべく、60台の人工降雪機が稼働しています。ハイシーズンの金曜日と土曜日は、仕事が終わってから出発しても間に合う24時までのナイター営業を行っているのが特徴です。もちろん、ファミリーで楽しめるスノーランドも充実。思い立ったら気軽に行けるスノーリゾートです。

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丸沼高原スキー場（群馬県）

丸沼高原スキー場は、関東最高峰の日光白根山の山頂から麓にかけて広がるスキー場です。人工降雪機は20基以上あり、自然雪と人工雪を合わせてゲレンデを整備しています。標高2,000mの山頂までは、日光白根山ロープウェイで楽々到着。山頂からのロングランは、安心の初級者向けコースもあります。上級者には、上質なパウダースノーを楽しめる地形を活かしたコースがおすすめ。帰る前に、麓のセンターステーション内にある「座禅温泉」で、リフレッシュしましょう。

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苗場スキー場（新潟県）

苗場スキー場のゲレンデは、苗場プリンスホテルの目前に広がっています。越後湯沢地区の中で特に内陸側にあり、ベース標高は900m。標高の高さと多彩なコースが特徴のスキー場です。種類の異なる降雪機やスノーマシンを組み合わせ、雪が少ない年でも滑走できます。

レンタルやショップが充実し、必要なものはほぼ揃うのが嬉しいポイント。レストランや立ち寄り温泉もあり、ゲレンデデビューする人や小さいこどもと一緒のファミリーも安心できます。ワールドカップが開かれるレベルのコースもあり、初級者から超上級者まで誰でも楽しめる総合スノーリゾートです。

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かぐらスキー場（新潟県）

かぐらスキー場は、3つのエリアで構成されるビッグゲレンデです。全体の標高が高く、ゴールデンウィークを過ぎた5月の最終週まで営業。良質な天然雪に加え、降雪機とスノーマシンによる人工雪もロングシーズンを支えています。

緩やかな傾斜が多い「田代エリア」、ダイナミックなコースが待ち受ける「かぐらエリア」、スノーパークやちびっこエリアなどがある「みつまたエリア」、難易度と目的別に分かれた個性的な各エリアを楽しみましょう。

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星野リゾート　アルツ磐梯（福島県）

星野リゾート　アルツ磐梯は、百名山のひとつ磐梯山の麓にあります。圧雪にこだわり、スキーヤー＆ボーダーがいつでも気持ちよく滑れるゲレンデが特徴。50基ほどの人工降雪機に加え、急斜面に対応する特殊な圧雪車でゲレンデを調整しています。

人工降雪機はスノーパークの造成にも欠かせません。ハイシーズンには、初級者から、大会に挑む猛者まで満足できるバラエティ豊かなスノーパークが4か所登場します。中でも、滑るだけでも楽しい「流せるパーク」は、スノーパークデビューにぴったりです。

星野リゾート　猫魔スキー場（福島県）

星野リゾート　猫魔スキー場は、一度滑るとやみつきになる「ミクロファインスノー」が名物。標高1,000mを超える北向きの斜面が、雪山を愛してやまないスキーヤー＆ボーダーを虜にしています。比較的、降雪量が多いため、設置してある人工降雪機が稼働しないままオープンする年もあるほどです。

パウダースノーを巻き上げて思いっきり滑ったり、積もったパウダースノーの浮遊感を味わったりするだけではなく、圧雪された急斜面の高速バーンに挑むのもおすすめ。中・上級者に人気のスキー場です。

ハンターマウンテン塩原（栃木県）

ハンターマウンテン塩原は、雪不足の年でも通常通りオープンできるよう、最新型の人工降雪機を設置。初級者コースからゲレンデ整備をスタートさせ、レベルを問わず、シーズン初期から長距離滑走を楽しめます。ゲレンデデビューから初級者脱出を1シーズンで目指したい人におすすめです。

ファミリー向けの設備やアクティビティが充実し、コブ斜面やポールバーンなどの上級者向けのコースもバラエティ豊か。丁寧にメンテナンスされたゲレンデは、滑りやすく安心です。

降雪機・スノーマシンがあるスキー場を選べば安心！

今回は降雪機・スノーマシンがあるスキー場を15施設紹介しました。降雪機・スノーマシンの設置は、スキー場のオープンが比較的早くなり、シーズン中の雪質が安定しやすくなります。いち早く滑りたいスキーヤー＆ボーダーにとっても、スキー場にとってもメリット。たとえ雪不足のシーズンでも気にせず、思い切り滑りに行きましょう！気になるスキー場は公式SNSなどをチェックしてくださいね。