スノボ板 長さ

これで解決!スノボ板の長さの決め方|長さ以外の注意点も紹介

ゲレナビ 運営事務局

投稿日2022.12.19 更新日2022.12.19

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初めてスノボの板を買うときは何もかもが初めてで、

  • どれくらいの長さのスノボ板を買えばいいのかわからない
  • 正しい長さの決め方を知りたい
  • スノボ板を買うとき長さ以外にも注意点があれば知りたい

そう思っていませんか?

今回の記事では

  • スノボ板の長さの正しい決め方
  • 長さ以外の注意点
  • スノボ板の形と特徴

について解説します。

スノボ板はよっぽどでなければ、何度も買い替えるようなものではありませんよね。だからこそ正しい長さの決め方を理解しておくことは、これからのスノボライフを左右する大切な知識です。

この記事を読んで、実際に滑ってみたら自分に合わなかった、とならないようにしましょう!5分程度で読めて、初めてスノボ板を選ぶ人にもわかりやすく解説しますので、最後までご覧ください。

 

 スノボ板の長さの決め方

スノボ板 長さ

スノボ板の長さはスノボライフを左右するほど重要なポイント。しかしそうは言っても、どの長さが自分に合っているのかはなかなかわかりづらいものです。ここでは初心者の方でもわかるように、スノボ板の長さの決め方をわかりやすくご紹介します。しっかりチェックして、快適なスノボライフを送りましょう。

またスノボ板を長くした場合や短くした場合のメリットとデメリットも解説しますので、ぜひご覧ください!

なお、ここで紹介する方法はあくまでも基本的なものです。よりぴったりのスノボ板を選ぶ場合には、自分のスタイルに合わせて決めることをおすすめします。

身長から選ぶのが基本

まずは、基本的なスノボ板の長さの決め方からチェックしていきましょう。

スノボ板の長さの決め方は、身長に合わせるのが基本です。基本的には「身長マイナス15cm」と覚えておくと良いでしょう。もう少し細かい選び方をする場合は、以下の基準を参考にしてください。

  • 身長175cm以上の場合:身長マイナス20cm
  • 身長160cm~175cmの場合:身長マイナス15cm
  • 身長160cm以下の場合:身長マイナス10cm

例えば、身長180cmの人の場合は、180cm-20cmなので、スノボ板は160cm程度。身長165cmの人の場合は、165cm-15cmなので、スノボ板は150cm程度。身長145cmの人の場合は、145cm-10cmなので、スノボ板は130cm程度が適正な長さとなります。

ざっくりとした目安ではありますが、初心者のスノボ板選びでは一番無難な選び方です。滑り方などもまだよくわからない場合や、とりあえず1枚選びたい場合は、このように身長から長さを計算して選ぶと良いでしょう。

一般的に、立った状態でスノボ板と並び、唇の下辺りに板の端が届くサイズが目安とも言われています。しかし、人により顔や頭のサイズは違うもの。また当日の履き物によってもサイズ感が変わってしまいます。スノボ板の種類によっても適正サイズは異なりますので、特に初心者の場合は安易に選ばないことがポイントです。

店頭で選ぶ場合には、店員さんにアドバイスをしてもらうのもおすすめ。より自分に合った板を選びたい場合は、試乗会に参加してみるのもひとつの手です。

自分に合ったスノボ板の長さは、一朝一夕ではわかりません。さまざまなジャンルをたくさん経験した上で、自分にとって滑りやすいスノボ板がわかってくるものです。初心者の場合は、まずは自分の身長に合った長さの板を購入し、自分に合ったジャンルやスタイルを見つけてから、改めてスノボ板の長さを考えてみるのも良いでしょう。

スノボ板を長くしたときのメリット・デメリット

スノボ板は身長から長さを決めるのが基本ですが、あえて長くしたり短くしたりする人もいます。お店でスノボ板を選ぶ際に、店員さんから長さについてのアドバイスを受けることもあるでしょう。

スノボ板を長く・短くした場合にはどんな効果があるのでしょうか。それぞれのメリット・デメリットをチェックしていきましょう。

スノボ板を長くしたときのメリットは、安定感がアップすること。

スノボ板は、ノーズの一番太い部分からテールの一番太い部分までの長さを指す「有効エッジ」と呼ばれる部分が長い方が、滑走中の安定感が増します。基本的には板の長さに比例して有効エッジも長くなりますので、長いスノボ板を使えばそれだけ安定した滑りができるでしょう。スピードが速くても安定感があるため、高速での滑走にも向いています。また、大ジャンプ後の着地も安定しやすいというメリットがあります。

また、遊び方としてはハーフパイプやパウダーラン、またカービングターンを行う際にも長いスノボ板の方が滑りやすいと言われています。

一方で、スノボ板を長くしたときのデメリットは、細かい滑りがしづらいこと。

板が長い分小回りが利かなくなるため、グラトリなど細かい動きが必要とされる遊び方には不向きです。遅いスピードの際には操作がしにくかったり、細かいトリックが出しにくくなったりします。また、穴や雪の塊などのギャップを急に避けようとしても、長いスノボ板の場合は反応できずに突っ込んでしまうこともあります。

スノボ板を短くしたときのメリット・デメリット

続いて、スノボ板を短くした場合についても、チェックしていきましょう。

スノボ板を短くしたときのメリットは、細かい動きや小回りが利きやすく、激しい動きでも対応しやすいこと。スピードが遅くても板を操作しやすくなります。また、スピンターンなど細かいトリックを繰り出しやすいので、ジブやグラトリでの遊びに向いています。

スノボ板を短くしたときのデメリットは、安定感に欠けること。接面部分が短い分、安定した滑走がしにくくなります。特にスピードが速いとブレやすく、転倒を起こしやすい点は要注意。大ジャンプ後の着地も安定しにくくなります。小回りが利く分、思ったよりも大きく動いてしまい、逆エッジにもなりやすいとされています。短いスノボ板での高速滑走は危険度が高くなりますので、特に初心者は十分な注意が必要です。

滑るジャンルによってスノボ板の長さを決める

スノボの遊び方によって、板の長さを決めるのも選び方のひとつです。スノボに慣れている人の場合は、自分のスタイルに合わせて板を選ぶのも良いでしょう。ここでは、代表的なジャンルとおすすめのスノボ板の長さをご紹介します。

フリーライディング

フリーライディングは、フリーランとも呼ばれます。スノボの基礎であり、コース上を自由に滑るスタイルです。コース内にあるギャップで跳ねたり回ったりして遊びます。スノボ初心者は、まずはフリーライディングで慣れるのが一般的。ドリフトターンやカービングターンを習得したら、フリーライディングでたくさん滑って実力を付けましょう。

フリーライディングはオールマウンテン対応の基礎的な滑り方。スノボ板は乗り心地が良い適正サイズのものを選びましょう。長すぎず短すぎず、自分の身長に合った長さの板を選ぶことをおすすめします。

グラトリ

グラトリとは、グラウンド・トリックの略。平地や緩やかな斜面で、ジャンプやスピンなどのトリックを行うことを指します。低速で細かいコントロールが必要となるので、操作性の良い板を選ぶと良いでしょう。基本的には短い板の方が扱いやすいのでおすすめです。ただし、極端に短すぎると安定感に欠けるので注意が必要です。

パークスタイル

ジャンプ台や半円状のハーフパイプなど、アイテムを使ってスノーパークで遊ぶことをパークスタイルと言います。キッカーやジブ、パイプなど、使用できるアイテムはさまざま。板選びは滑りたいアイテムに合わせると良いでしょう。ジブは短めサイズ、キッカーは適正サイズから少し長めサイズまで、ハーフパイプは少し長めサイズの板がおすすめです。

パウダーラン

圧雪されていないふわふわのパウダースノーの上を滑るのがパウダーラン。非圧雪ゾーンや森林の中の圧雪されていない場所を滑ります。パウダーランの場合は、滑る場所によって板を選ぶと良いでしょう。木がない場所では長めの板、森林の中を滑るツリー滑の場合は小回りが利く短めの板が好まれています。また、パウダーランに適したパウダーボードという種類のスノボ板もあります。

 

スノボ板を選ぶときの長さ以外の注意点

スノボ板 長さ

スノボ板の選び方は身長を基準にした板の長さで選ぶのが基本。しかし、スノボ板を選ぶときは、長さだけでは決められません。ボードの種類はさまざまな要素によって何種類にも分かれています。ここではスノボ板を選ぶときに気を付けたい、長さ以外の代表的な注意点を紹介します。

硬さ

スノボ板選びの際に注意したいのは板の硬さ。一見同じように見えるスノボ板ですが、それぞれ硬さが異なります。板の硬さは、柔らかめ・硬めの他にも、ソフト・ミディアム・ハードや、1~10段階の表記で示されることもあります。また、硬さ自体は「フレックス」と呼ばれることもありますので、覚えておくと良いでしょう。

スノボ板の硬さは、その程度により用途や特徴が異なります。

柔らかいスノボ板は、よくしなるため操作性が良いという点がメリット。コントロールがしやすいので、あまり力を入れなくてもターンやジャンプが可能です。扱いやすいので、初心者は柔らかめを選ぶことをおすすめします。また、グラトリのように反発を利用する場合や、プレス状態のままにするトリックなどにも適しています。一方で、スピードが速くなると安定しにくいのがデメリット。高速滑走をする際には、柔らかめの板はおすすめできません。

硬いスノボ板は、しならせるには力やタイミングの調整が必要。柔らかめの板に比べて操作性は良くありません。グラトリやレールといった細かい動きはしにくいでしょう。しかし、硬い分反発力が強いため、高くジャンプできる点や切れのあるターンができる点はメリットです。また、ハーフパイプ、ビックキッカー、高速カービングなどをする際には硬めの板が適しています。硬めのスノボ板は扱うのにコントロール力が必要ですので、中級者以上向きです。

スノボに慣れている中級者以上の人であれば、滑り方や好みによって硬さを選んで良いでしょう。いろいろなジャンルの滑りを楽しみたい!という人は、普通の硬さ(ミディアム)を選ぶと、オールマイティーに楽しめます。

ウエスト幅

ウエスト幅とは、スノボ板のくびれ部分。基本的にはスノボ板の一番細くなっている部分をウエスト幅と呼びます。一般的に、スノボ板が長ければ長いほどウエスト幅は太くなることが多いもの。スノボ板選びにおいても、ウエスト幅は気にしないという人も多いようです。ただし、注意しておきたいのはブーツとのマッチング。自分のブーツとスノボ板のウエスト幅が合っていないと、滑りにくさにもつながってしまいます。ウエスト幅の太さは、ブーツの大きさを基準に選びましょう。

ブーツとのサイズ感は、ブーツをバインディングに固定した状態で確認します。一般的に適していると言われるのは「ブーツがスノボ板から1cm以上出ない太さ」。スノボ板から、1cm弱だけブーツが出ている状態が良いとされています。

ブーツが板から大きく出ていると、つま先やかかと部分が雪面に当たってしまい、転倒する危険があります。また、ターンの途中でブーツが雪面に引っ掛かり、上手く滑れないことも。初心者の内は平気でも、慣れてきたらつま先がぶつかるようになってしまうこともあります。

逆にブーツがすべて収まるほどウエスト幅は太い場合は、ボードを踏む力が伝わらなくなってしまいます。操作しにくくなりますので、こちらもあまりおすすめできません。

なお、パウダーランを楽しむ場合は、パウダーボードを使うこともあります。パウダーボードはウエスト幅が太く設計されていることが多いので、この通りではありません。

慣れている人は、遊び方によってウエスト幅の太さを選ぶこともできます。幅が細い場合は、ターンの切り替えがしやすいのが特徴。逆に、太い場合は安定感があるのが特徴です。ただし、どちらも扱う際にはスキルが必要。初心者であれば、極端に細い・太い板は避け、ブーツのサイズに合ったウエスト幅のスノボ板を選びましょう。

 

スノボ板の形と特徴

スノボ板 長さ

ここでは、スノボ板選びの際によく耳にする、ボードの形状についての内容を解説します。ネットでもショップでも、板を選ぶときは必ずと言っていいほど出てくるワードですので、この機会に覚えておくと便利です。

スノボ板の形は、キャンバー、ロッカー、フラット、Wキャンバーの4タイプが基本。それぞれの違いは板の反り方です。スノボ板を平らな場所に置いて横から見ると、違いがわかりやすいでしょう。これら4タイプは、形状だけでなく使用感も異なります。それぞれの特徴をチェックしていきましょう。

キャンバー

スノボ板 長さ

キャンバーは、スノボ板における基本形。板の反り具合時代をキャンバーと呼ぶこともあります。スノボが開発された当初から存在する、オーソドックスなタイプ。グラトリやカービングに適しており、初心者から上級者まで幅広く選ばれている形状です。

キャンバーは、板の中心辺りが接面から浮いており、緩やかなWの字のような形状をしています。体重がかかるとエッジが雪面にしっかりと食い込むので、グリップ力が強いのが特徴。エッジを効かせた滑りに適しています。また、安定感のある滑走ができるので、高速でのフリーランもOK。蹴ると板が反発するため、オーリーの高さが出やすいのもポイントです。ただし、エッジがしっかりと雪を掴む分、逆エッジのリスクが高くなるので注意しましょう。

ロッカー

スノボ板 長さ

ロッカーは、キャンバーとは逆の形状。板の中心部分が雪面に付き、ノーズ部分とテール部分が浮いている形状です。キャンバーとは異なり、ロッカータイプは雪面を掴まないように設計されています。逆エッジが軽減されているため、操作しやすいのも特徴。雪面に対して力がかかりにくいため、板の回転性も良くなります。パークスタイルやパウダーランでの使用に適していると言えるでしょう。パウダースノー上で動きやすい構造なので、オールマウンテンボードとして用いられることも多いタイプです。グラトリや低速での細かい動きをしたい場合にも扱いやすい形状です。一方で、オーリーの高さが出にくい点や、エッジグリップが弱い点には要注意。グラトリやカービングには不向きと言えるでしょう。

フラット

スノボ板 長さ

フラットはその名の通り、地面にペタッとくっつくような平らな形をしています。キャンバーとロッカーの中間的な特徴を持つタイプです。キャンバーよりはエッジグリップが弱くロッカーよりは強いため、程よいエッジで操作性が高いのが特徴。平らで反りが少ないので、多少の新雪であってもコントロールしやすいのがメリットです。ロッカーではグリップ力や反発力が物足りないと感じる人は、フラットを選ぶことが多いようです。グラトリやフリーランにもおすすめ。初心者にも扱いやすい形状です。

Wキャンバー

スノボ板 長さ

Wキャンバーは、キャンバーとロッカーの良いとこ取りと言われるタイプ。キャンバーのエッジグリップとロッカーの回転性の良さが両立しているのが特徴です。板の中心は雪面に接していますが、体重がかかる両足部分がキャンバーになっており、キャンバーが2つ並んだような形状をしています。フリーランやパークスタイルでの使用に適しています。

キャンバーよりも逆エッジが軽減されており、ロッカーよりもしっかりと雪面を掴むのがWキャンバータイプ。平坦な場所ではロッカーのようにエッジがかかりにくくなりますが、ターンなどで板を傾けたときには、キャンバーのように高グリップが効きます。良いとこ取りと言われる通り、さまざまなジャンルの滑りにも対応。オールマイティーに使える形状です。ただし、人によってはややクセがあると感じる場合もありますので、慣れている人は好みや相性で選ぶと良いでしょう。

 

スノボ板の長さは身長が基準!硬さやウエスト幅にも気を付けよう

今回はスノボ板の適切な長さの決め方について解説しました。自分に合ったスノボ板の選び方について、おさらいしておきましょう。

スノボ板の長さは身長を基準に選ぼう

基本的には「身長マイナス15cm」が目安です。各身長によって適正サイズの出し方が異なりますので、事前に自分の身長から適正サイズを計算しておくと良いでしょう。

長さ以外にも、「硬さ」や「ウエスト幅」にも気を付けよう

スノボ板はしなり具合によって硬さが異なります。遊び方によって適した硬さが異なるので、自分のスタイルに合った硬さの板を選びましょう。なお、初心者の場合は柔らかめの板がおすすめです。

ウエスト幅はブーツのサイズに合わせて選びます。基本は「ブーツがスノボ板から1cm以上出ない」こと。快適なスノボを楽しむためにも、ウエスト幅の合った板を選びましょう。

滑るジャンルに合った形状を選ぼう

スノボ板にはキャンバー、ロッカー、フラット、Wキャンバーの4つの形状があります。それぞれの形状によって滑り心地は変わるもの。形状によって滑りやすいジャンルがありますので、自分のスタイルに合った形状を選びましょう。初心者はフラットタイプやキャンバータイプがおすすめです。

今回ご紹介したのは、基本的なスノボ板の選び方。ここで紹介した以外にも、スノボ板にはさまざまな種類が存在しています。実際に店舗に行ったとしても、たくさん種類がありすぎて、どれを選んだら良いか迷ってしまうこともあるかもしれません。店舗でスノボ板を選ぶ場合は、店員さんに聞くと親切に教えてくれます。プロ目線からサポートしてくれるので、自分ではわかりにくいサイズ感や使いやすさなどのアドバイスを受けることもできます。もっとしっかりと乗り心地を試したい場合は、スノボ板の試乗会に参加するのも良いでしょう。

たくさんの種類の中からどのスノボ板にしようかと悩むのも、スノボの楽しみのひとつ。今回ご紹介した内容を参考に、自分が納得できる1枚を手に入れてください!

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