スノボ 板 種類

スノボ板の種類を紹介!スタイル別の選び方も解説!

ゲレナビ 運営事務局

投稿日2023.01.11 更新日2023.02.13

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スノボ板の種類について知っていると、ショップで自分にぴったりのスノボ板を選べますよね。今回は、基本的なスノボ板の種類、用語、スタイル別の選び方まで解説します。この記事は約5分で読めますのでぜひ最後まで読んで、自分にぴったりの板を見つけてください!

 

スノボ板の種類は大きく分けて5つ!違いは何?

スノボ 板 種類

そもそも、スノボ板にはどんな種類があるのかを紹介します。ふだん自分がどんなスタイルで滑っているのか、思い出しながらご覧ください。

フリーラン

フリーランとは、「フリーライディング」のことを指します。スキー場で、広々としたバーンからコブのあるコースを滑り降りたり、スノーパークでトリックをしてみたり、あらゆる楽しみ方に向いているのがフリーランです。スノボの基本的な技術が必要で、バランス感覚や地形に合わせる対応力が問われます。

フリーラン向けのスノボ板は、オールラウンド、オールマウンテンと呼ばれています。ブランドやメーカーによって呼び名はさまざまです。フリーラン向けスノボ板の代表的な特徴は2つです。

①重心が後ろ寄り

重心が後ろ寄りの場合、バランスを取りやすくなります。前方が長い形状の板は、ブーツを取り付ける金具、ビンディングの位置が後ろ寄りです。前と後ろは同じ形で、ビンディングを後方にセットできるタイプもあります。

②接雪面が広め

接雪面が広いと、安定感があり、さまざまな地形やコンディションにも対応しやすいです。

グラトリ

グラトリとは、「グラウンドトリック」のこと。スノーパークの設備を使わずに練習でき、平らなゲレンデでトリックと呼ばれる技を繰り出して楽しみます。トリックは、スノボ板を跳ね上げてジャンプしたり、スピンしたりとバリエーションが豊かです。フリーランに慣れてきたら、挑戦してみてはいかがでしょうか?

グラトリ向けのスノボ板の、代表的な特徴は2つです。

①重心が中央

前後の長さが同じ形状で、ビンディングは真ん中にセットします。

②軽量かつ短め

スノボ板を自由に操れるよう、軽量で短めに作られています。

カービング

カービングは、カーブを駆使して滑り降りるスノボの基本技です。片方のエッジにしっかりと乗り、キレのあるターンを繰り返し行います。スノボ板にブレーキをかけながらずらしていく曲がり方とは異なり、重心移動を行いながら雪面を切るように滑る方法です。初級者から脱出したいボーダーに、おすすめのスタイルです。

カービング向けのスノボ板の、代表的な特徴は2つです。

①先端が平ら

スノボ板の先端は一般的にラウンド状ですが、カービング向けの場合は先端が平らになっています。形状から、カービング向けの板はハンマーヘッドとも呼ばれています。

②接雪面が広め

接雪面が広めの板は、高速時でも安定させやすくなります。

キッカー

キッカーとは、人工のジャンプ台のことです。初心者向けの小さなキッカーから、プロの選手が飛ぶような巨大キッカーまで種類は豊富です。スノーパークに大小さまざまなキッカーを揃えているスキー場もあります。華麗なジャンプを決めるボーダーは、ゲレンデでも光る存在ですよね。キッカーを攻略するには、練習はもちろん、キッカー向けのスノボ板を選ぶのもポイントです。

キッカー向けのスノボ板の代表的な特徴は2つです。

①前後が同じ長さ

ジャンプ後の着地で、どちらの足を前にしてもバランスが取れるよう、前後が同じ長さです。

②ちょうどいい硬さ

踏み込み時にはある程度反発する硬さが必要ですが、着地では衝撃に耐えられなければなりません。キッカーに挑むボーダーの板は、程よい硬さが理想です。

パウダーラン

パウダーランは、サラサラとした軽い雪、パウダースノーが降り積もった場所を滑走すること。通常のゲレンデは、圧雪車でしっかりと雪面を固めて整備されていますが、スキー場によっては、パウダーランが楽しめるように非圧雪ゾーンを設けています。地形を活かし、木々の間を走るツリーランと呼ばれるコースも非圧雪が多いです。パウダーランの醍醐味は、固められていない雪面のフワッとした浮遊感。新雪を巻き上げて進む爽快感もたまりません!

パウダーラン向けのスノボ板の、代表的な特徴は2つです。

①全体的に太い

パウダーゾーンでの浮力を得るため、太さと重さがあります。

②前方が反り上がっている

前方が反っていると、新雪に沈み込みにくいです。

 

スノボ板でよく聞く用語を知っておこう

スノボ 板 種類

ネットやショップでスノボ板を選んでいるとき、ディレクショナルやキャンバーという言葉を聞いたことはありませんか?スノボ板にかかわる用語を知っておくと、自分に合った板との出会いに1歩近づけますよ。ここでは、スノボ板についてよく耳にする言葉を解説します。

ディレクショナルとツイン

ディレクショナルとツインは、スノボ板の形の種類を表している言葉です。スノボ板の形の種類を決める要素は2つ。「ビンディングを取り付ける場所」と「前方と後方の形の違い」です。

ディレクショナルシェイプまたはディレクショナルボード

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前方と後方の形が異なるスノボ板の総称です。前方が長めで、ビンディングを中央から見て後ろ寄りにセットします。スノボ板は、重心が進行方向に対して後ろにあると操作しやすいです。ディレクショナルシェイプのスノボ板では、利き足を進行方向に向けるスイッチスタンスで滑るのが難しいかもしれません。

ツインチップシェイプまたはツインボード

スノボ 板 種類

前後が対称になっているスノボ板です。ビンディングは真ん中にセットするので、乗ると重心も中央になります。前後どちらを進行方向に向けても滑りやすいのが特徴です。

ディレクショナルツイン

スノボ 板 種類

ディレクショナルシェイプとツインチップシェイプを合わせた形。前後対称でありながらビンディングの位置は後ろ寄りという仕様になっている場合がほとんどですが、定義はメーカーやブランドによって異なります。気になるスノボ板がディレクショナルツインだったら、しっかり仕様を確認しておきましょう。

キャンバー・フラット・ロッカー

キャンバー、フラット、ロッカーとは、スノボ板の形状の種類を表している言葉です。スノボ板を真横から見てみましょう。板が反っているのがわかります。反り方の形状によって呼び名が変わります。

キャンバー

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キャンバーは板の反り方を意味する言葉です。一般的にキャンバーボードと呼ばれているのは、中央部分から外側にかけて反っている形状のスノボ板のことです。端的に言うと、真ん中が浮いているイメージ。スノボ板と雪面に空間があるので、体重がかかるとエッジが雪面にしっかりと食い込みやすくなります。

フラット

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フラットは、文字通り平面で反りが少ない形状のスノボ板です。ゼロキャンバーとも呼ばれています。雪と接している面積が広くなり、安定感はバツグン。

ロッカー

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ロッカーは、中央からV字状に両側に向けて反っている形状のスノボ板です。接雪面が中央部分に集中し、両側は浮いているような状態。コマのようにクルクルと回りやすく、浮力があります。リバースキャンバー、ネガティブキャンバーとも呼ばれています。

フレックス

フレックスは、スノボ板のしなり具合を表す言葉です。曲げやすいしなやかなスノボ板は「柔らかい」と言われます。逆に、曲げにくく反発力が強いスノボ板は「硬い」と表現されます。しなり具合の程度によって、ソフト、ミドル、ハードの3種類に分けられます。

ソフト

しなりやすく、軽めの構造をしています。踏み込みの力が弱くてもターンをしやすいので、力の入れ方がまだわからないビギナーや、ゆっくり滑りたい初級者に向いているスノボ板です。スピードを出しにくいので、速度を上げるとばたついたり、ずれたりしやすくなるかもしれません。板をしならせる必要があるグラトリや、スノーパークにあるレール状のアイテムに乗るときは、ソフトのスノボ板がおすすめです。

ミドル

柔らかすぎず、硬すぎない中間のフレックスです。ソフトのスノボ板に比べて高速で滑走しても安定しやすく、ハードほどではありませんが反発力もあります。ソフトのスノボ板からハードに乗り換えたいボーダーは、一度ミドルを試してみるのもおすすめです。どちらのメリットも程よく兼ね備えているので、初級者から上級者まで、あらゆるレベルのボーダーに向いている万能フレックスと言えます。

ハード

ハードは硬いだけではなく、重さもあります。スピードを出しても安定感があり、早さを求めるボーダーにぴったり。反発力があるので、スノーパークで大きめサイズのキッカーに挑みたいボーダーにもおすすめです。ハーフパイプやアルペン競技を行う上級者も、滑走中のスピードダウンにつながるソフトではなく、ハードを使用します。スノボ板が硬めであればあるほど、スノボ板に対してかける力は比例して大きくなり、足の筋力が試されます。ハードは上級者向けと言えるでしょう。

 

スノボスタイル別|板の選び方

スノボ 板 種類

スノボでどんな滑り方をしたいですか?ゲレンデを駆け回るフリーラン?それとも、視線を集めるグラトリでしょうか?ここでは、スタイルに合ったスノボ板についてまとめます。自分のスタイルや乗り方に合った板を選んで、楽しみの幅を広げましょう。

フリーラン

【フリーランにおすすめのスノボ板】

  • シェイプ:ディレクショナルまたはディレクショナルツイン
  • キャンバー:キャンバー
  • フレックス:ミドルまたはハード
  • 長さ:長め

フリーランは長距離を滑走します。安定感があるスノボ板は、乗っていても疲れにくく、スピードを出しても転倒しづらいのでフリーラン向き。いろいろな地形に遭遇しても滑り続けられるスノボ板を探してみましょう。

グラトリ

【グラトリにおすすめのスノボ板】

  • シェイプ:ツイン
  • キャンバー:キャンバー
  • フレックス:ソフトまたはミドル
  • 長さ:短め

グラトリは、スノボ板の扱いやすさがポイント。両足どちら側でも進行方向にしやすく、中心に重心を置けるツインシェイプがおすすめです。キャンバーボードは中央のアーチ状の隙間がバネの役割になり、踏み込んでジャンプするのに向いた構造。フレックスは、やってみたいグラトリの種類によって選ぶといいでしょう。片方を浮かせて滑るプレスや、雪面をなぞるように滑るバター系トリックでは、スノボ板をしならせるのでソフトが向いています。高回転や、雪面を弾くトリックはスノボ板の反発を利用するので、ハードにするとやりやすいです。

カービング

【カービングにおすすめのスノボ板】

  • シェイプ:ディレクショナルまたはディレクショナルツイン
  • キャンバー:キャンバー
  • フレックス:ミドルまたはハード
  • 長さ:長め

カービング向けのスノボ板は、ハイスピードで横ずれの少ないターンをしやすいかどうかを考えて選びましょう。キャンバーボードはしっかりと雪面にエッジが立つので、キレのあるカーブを生み出すのに向いています。カービングの初級者は、体重を加えたり抜いたりする動作を繰り返し練習してみましょう。コントロールできるようになるまではソフトのスノボ板を使い、上達してきたらミドルかハードのスノボ板に替えてもいいですね。

キッカー

【キッカーにおすすめのスノボ板】

  • シェイプ:ツイン
  • キャンバー:キャンバー
  • フレックス:ミドルまたはハード
  • 長さ:長め(上級者は短め)

キッカーを飛ぶスノボ板は、助走で早さと安定感が求められ、ジャンプ時は反発力を活かし、着地では衝撃に耐えなければなりません。助走で安定感があり、スピードを出しやすい長めのスノボ板がおすすめです。特大キッカーで回転技を練習したい上級者には、短めのスノボ板が向いています。

パウダーラン

【パウダーランにおすすめのスノボ板】

  • シェイプ:ディレクショナル
  • キャンバー:ロッカー
  • フレックス:ミドルまたはハード
  • 長さ:短め(上級者は長め)

パウダーランでは、新雪に埋もれない浮力を得られるスノボ板がおすすめです。接雪面が狭くなるロッカー構造のスノボ板は浮きやすく、狭いコースのツリーランでも対応可能。スノボ板が長ければ長いほど浮力は増しますが、重さも増してしまいがちです。パウダーラン初級者は、短めのスノボ板を使い、新雪の感触や滑り方に慣れましょう。

 

自分のスタイルに合ったスノボ板の種類を知って上達しよう!

今回は、スノボ板の種類と、スタイルに合った選び方を紹介しました。

  • スノボ板の種類は大きく分けて5種類
  • スノボ板は形状や硬さなどで特徴が変わる
  • スノボ板の種類と特徴を知り、スタイルに合わせた板を選ぼう

板の種類は形状や硬さ、ビンディングの位置などで、非常に多くの種類に分類されます。調べてもわからない場合は、レンタルや試乗会を活用しましょう。実際に滑った感覚をつかめますよ。今回の記事で紹介した内容を参考に、自分にぴったりの1枚を見つけてくださいね!

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