「電車に比べ格安で、移動時の乗換や荷物の面倒がない…」そんなことからバスツアーが注目されています。多くの方にとって、やはり「料金」はとっても気になるところでしょうが、ツアーの安さだけを評価する…ということは実際にはありません。たとえば、目的地への到着時間が守られなかったり、バス座席の座り心地が最悪…や、あるいは乗り物酔いしやすい方なら、車の匂いや乱暴な運転は最悪だと感じる方も多いかもしれません。
どの点にこだわれば良いかという点では正解はないのですが、ツアーに参加する以上、バスの安全性は何にもまして重要だと考えるのは共通した意見でしょう。どんなに安くて速いツアーでも、それが整備の酷さや無茶苦茶な時間管理、極端な人件費の削減によるものだとしたら、不安は募るばかりです。そこで今回は、トラベルインのバスツアーに対する安全・安心の取り組みを紹介します。

私達トラベルインは、「安全運行のための法令遵守」「サービス業としてのお客様対応」を高いレベルで徹底し、「より安全で良質なツアー」を提供することを第一に考えています。またお客様が「トラベルイン」というブランドを信頼し利用していただく以上、どのような時も同じサービスを提供し、それを経験していただきたいと考えます。バス事業者様や乗務員(運転手)によってサービスの質が落ちてしまったり、たとえ同じ乗務員(運転手)でも、その日の気分で言動やサービスが違ってしまうことのないよう、常に一定のサービスを提供するためには、明確な基準を用意し、それをしっかりと守ってもらえるような仕組みが必要です。
こうしたことを背景に、トラベルインではバス事業者様とともに、「バス安全運行講習会」を行っています。2016年9月に開催された「バス安全運行講習会」には、34社42名の運行バス会社が参加しました。講習会では運行バス会社との協議以外に、安全やサービスの向上を目指すため、様々な講習を行っております。
たとえば、「安全マネジメント」では、乗務員(運転手)のこころとカラダのケアにまで話題が及びます。バスが万全に整備されていたとしても、それを走らせる乗務員(運転手)に問題があれば、安全は遠のいてしまいます。普通の職種に比べ、変則的な働き方も多くなる乗務員(運転手)の負担を軽くすることは、ツアーバスの安全を考える上で、とても重要な問題なのです。実際に現場でバスを動かす乗務員(運転手)の健康に不安があれば元も子もありません。いくら運転・運行のプロといっても、たくさんの乗客を乗せた大型車を運転する乗務員には、日々ストレスや疲労が蓄積されていきます。仮に乗務員が眠気や頭痛など体調が悪いままで運転を続ければ、予期せぬ大事故を招きかねません。あわよくば、変調に気付き、乗務員自身の判断で運転を辞しても、体が回復するまで足止めとなるのは避けられないのです。
長距離や夜中の運行の場合、こうした危険性は通常よりも高くなります。企業によっては、乗務員一名での運行を行っているところもあるようですが、トラベルインでは、安全面に最大限に配慮し、夜行バスではどのような短い距離であっても、乗務員二名体制での運行を行っています。どのような不測の事態にもすぐに対応できますから、安心してご乗車いただけます。

最後にトラベルインではスキーツアーに参加されたお客様に、ツアー終了後、アンケートを送らせて頂いています。その結果は、すべてのバス事業者様と共有しておりますが、これもより良いサービスを提供するための一環。お客様からのお言葉のすべてが役に立つ宝物であり、新たなシーズンに活かすために利用されています。トラベルインでは、安全を第一と考え、皆様に楽しく素敵な思い出の作れるツアーを販売することを心がけています。今シーズンも安全で安心なスキー・スノボーをお楽しみください。

（詳細は、「スキーバス安全運行への取組みについて」をご覧下さい）