どこへ行くときにも交通費というのは頭の悩ませどころです。スキー場に遊びにいこうと思っても、はてさて、マイカーか、あるいはJR新幹線かバスを使った方が安いのか——。もちろん、向かうゲレンデまでの距離にもよるわけですが、今回は首都圏から「たんばらスキーパーク （スマホ版はこちら）」に向かうまでの費用を計算して、車・新幹線・バスのコストを比較します。

＊首都圏といっても広いので、ここでは便宜的に、マイカーと新幹線の出発地は東京駅とします。バスの出発地は、新宿に。そして、その出発地点までの交通費は考慮しません。

＜マイカーを使っての「たんばらスキーパーク （スマホ版はこちら）」までの費用＞
東京・神田橋料金所から沼田料金所まで、高速道路の利用料金は4,970円です。そして、「たんばらスキーパーク」までの距離は、高速道路を使うとだいたい180km。リッター10km走る一般的な乗用車であれば、燃費は2,200円くらいですかね。すなわち、片道は7,170円。往復では14,340円ということになります。ただし！これはあくまで、一人で行った場合の料金です。みんな懐事情も似た学生同士なら、お金は割り勘で出し合うことになるでしょう。もし4人で行くなら、一人当たりの交通費は3,585円に。いえ4人と言わずとも、2人くらいから多少のお得感が出てきます。

「たんばらスキーパーク （スマホ版はこちら）」までの費用＞
東京駅から新幹線で出発。「たんばらスキーパーク」の最寄駅、上毛高原駅までは、5,910円です。と、これだけなら「おっ」と思う安さではありますが、ただちょっと厄介なのが、そこからさらに送迎バスに乗る必要があること。このバスに乗るためには、JRのびゅうプランを使って予約しなければなりません。基本的に料金は無料ですが、やや面倒ですね…。

とはいえ、往復11,820円というのは安いです。一人で行くならマイカーを使うよりはいくらか安く、しかも運転の必要もありません。荷物を背負って歩くのは辛いかも、ですが。

バスツアーは最安、往復6,000円くらいからあります。土日でも8000円前後〜。圧倒的な安さです。そして、そこに「リフト券」の代金も含まれています。ここまであえてお知らせしませんでしたが、「たんばら」のリフト券は4,500円するので、マイカーで行く場合も新幹線で行く場合も、単純な運賃にプラスして、4500円という大金が発生することになります。それがバスツアーなら、なんとタダ——というべきか、格安料金の中に含まれています。

この通り、費用だけで考えるなら、バスツアーに大きな利があります。ただ、バス料金も時期や予約状況によって大きく上下するので、必ずしも6000円くらいで利用できるわけではありません。場合によっては、マイカーや新幹線が安くなるケースもあります。

ただ、悩ましいのは、費用面以外でも比較すべきポイントがいくつかあるところです。たとえばそれぞれのデメリットで考えると、マイカーには運転の手間があり、またそもそも車を「雪道仕様」にするのにお金もかかります。新幹線には大荷物を背負っての移動という辛さがあります（先にスキー場に送ることも可能ですが）。バスツアーには、独特の閉塞感もあり、夜発のバスツアーの場合だとなかなか寝苦しい車中泊を強いられることに…。そのような点も考慮して（料金のことも頭に入れ）、仲間と相談しながら交通手段を決定しましょう。

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