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子どもは風の子、元気な子。たくさん遊んで、ドロドロに服を汚してくるのが仕事みたいなものです。はじめてのファミリースキーで一面の銀世界に大興奮すれば、どうしたって服はびしょ濡れになるでしょう。それも微笑ましいですが、親としてはできるだけ温かくて濡れにくい服でゲレンデを楽しませてあげたいものです。
まずはスノーブーツを履かせてあげましょう。滑るのでなく、雪遊びをするときにはスキーブーツでは重くて足も萎えるので、防水・保温性能の高いスノーブーツがマストです。
一般的なレインスーツの下に厚着をしてもある程度までの寒さには対応できますが、やはり専用のスキーウェアがあった方が、子どももゲレンデで温かく過ごせます。まだうちの子は小さいし買い揃えるのはちょっと…という場合には、レンタルを利用するといいでしょう。ただし、グローブや、紫外線から目を守るためのゴーグルなどの小物は貸し出しをしていないゲレンデもあるので、あらかじめ調達していく必要があるかもしれません。
他に何もなくても、子どもは雪さえあれば楽しく遊んでいます。でも、ちょっとしたアイテムがあればその幅が一層広がるのも間違いありません。くまでやスコップなどの道具も雪だるまやカマクラをつくるのに大活躍! 雪遊びグッズはゲレンデの売店でも販売されているので、子どもがスキーやボードに飽きたとグズりだしたら、ちょっと覗いてみてください。
大人でも滑れない人がいるスキーですが、板を「ハ」の字に開くように意識すれば、そのうちに上達していきます。「ぜんぜんできないっ!」とぶうたれる子どもには、「トライスキー」という練習補助グッズでサポートしてあげるといいでしょう。トライスキーをスキーの先端に装着すれば、自然と「ハ」の字に板が開いて、うまく滑れるようになります。
一日遊び終えたら、もうスキーウェアはドロドロです。それでなくても、スキーがはじめての子どもは滑っては転んでを繰り返すうちに、すぐに全身を汚して濡らします。それでなくても、ゲレンデは意外に汗を掻く場所です。アンダーシャツも靴下も、必ず替えのものを持参しましょう。ウェアをもう一式準備するのは難しいかもしれませんが、冷えから手を守るグローブを予備で持っていると重宝します(もちろん売店で現地調達も可能です)。楽しいファミリースキーの計画を立てれば、今から冬が待ち遠しい…。出発前に万事に抜かりのない準備ができれば——あとは天候に恵まれることを祈るばかり、でしょうか。
ファミリースキーデビューを前に、専門店を覗いてみたらビックリ! 子ども用スキーウェアにも、実に豊富なバリエーションがあります。デザインだけでなく、機能性もそれぞれに異なり、目移りしてしまって、何がなんだかわからないまま帰ってくる…ということもあるでしょう。大丈夫です。ゆっくりと頭の中を整理しながら、まずは内側に着る下着を選びましょう。その流れの中で、大体、具体的なウェアのイメージも固まってきます。
次に挙げる3つの点を押さえて、ゲレンデでの子ども用下着を選んであげてください。
基本的に登山や雪の中でのスポーツ時にコットン素材の下着はよくありません。汗を吸うとしっとりと重くなって体温を奪い、しかも乾きにくいというデメリットが。キルティング素材なども温かく見えますが、外気は冷たくてもウェアの内側でかなりの汗をかくスキー時の着用には適しません。特にはじめてのゲレンデに夢中になった子どもは体温のことなんかには無頓着なので、綿素材の下着を着せると帰ってから熱を出したりして大変です。
雪山に着ていく下着は、基本的に化学繊維のものがいいでしょう。昔はとにかく高くて大人でも手を出しにくかったものですが、最近はユニクロなどのファストファッションブランドが非常に機能的なヒートテックなどの下着をいろいろと出しています。ハイネックもあるので、首元に雪が入ってきて体温を奪うゲレンデではそのタイプも重宝しますね。薄くて温かく、かつ乾きやすい化学繊維の下着があれば、セーターも不要かもしれません。
意外に汗かくゲレンデでは、ウェア+フリース+下着くらいの、3枚重ねの服装がベストかと思われます。あまり着こむと動きが取りにくくなるし、はじめてのスキーに挑戦する子どもなら、肩周りが自然に動かしやすい「薄着」がいいでしょう。下着と一緒に、暑くなったらすぐ脱げるフリースも購入してあげてください。普段から着させていると身体にも馴染むので、子どもも滑りやすいでしょうね。昔はジャージやトレーナーを着る人も多かったそうですが、やはりユニクロなどでフリースという服が大衆化されてからはスキーウェアの下に着る定番となってきました。下着と共に二枚あれば濡れたときにも安心です。
スキー板のサイズは、大体身長と同程度がベストと言われてきました。身長より10〜15cm程度短い方が滑りやすいという人もいます。ただ、子どもの身長は必ず伸びるので、スキー板を買ってあげるときにはあえて短いものを選ぶ必要もないでしょう。大事なのは「ビンディング」の調整です。「ビンディング」とは板とブーツを繋ぐ金具のことですが、初心者レベルで外れやすくセットしておいた方が安全なので、お店で調整してもらいましょう。
スキー板が決まったら、次はストックです。このアイテムの選び方にも、大体の目安があります。子どもが真っ直ぐに立ってストックを握ったときに、肘の角度が80度くらいになるのが適切な長さです。もちろん、やはり成長するとその角度も変わるので、メーカーも伸縮するストックを発売しています。あえて伸縮不可のタイプを買う必要もありません。
「でも、伸縮するストックって高いでしょ?」とお考えのご両親も、ご安心を。たとえば有名なスポーツ用品メーカーのSHIMANOのジュニアモデルなら伸縮しないもので2800円前後から、伸縮するもので4200円前後から販売されています。1500円足らずの価格差なので、2〜3シーズン使おうと思うなら、やはり伸縮タイプを買う方が賢いでしょうね。
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