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初級者〜上級者に根強い人気のある「GALA湯沢スキー場」。直通の新幹線で都心から短時間でアクセスできる上、「GALA湯沢駅」そのものがゴンドラ山麓駅のあるスキーセンターに直結。しかもゲレンデは変化に富み、コースバリエーションが豊富。初心者やファミリー、またガツガツと滑りたい上級者まで、楽しむことができる「GALA湯沢スキー場」へ今回は、JR新幹線を利用した日帰りスキー・スノボツアーで参加してきたのでご紹介します。
実施日:2022年02月08日(火)
東京駅発:08時04分 たにがわ403号(GALA湯沢行き)
GALA湯沢駅着:09時40分
GALA湯沢駅発:18時03分 たにがわ92号(東京行き)
上野駅着:19時18分
<当日データ>
天候:曇り
気温:マイナス2℃~マイナス4℃
雪質:粉雪
人出:平日の割には若干混雑(学生が多いような印象)
GALA湯沢スキー場へは、冬季シーズン中に上越新幹線の直通臨時列車「たにがわ」が運行されています。所要時間は東京駅から約1時間半。加えてGALA湯沢駅は、改札を出たら目の前がスキーセンターの「カワバンガ」になっています。
用具のレンタルからチケットのゲットまでシステマチックに運営され、ゴンドラであっという間にゲレンデに到達できる便利さです。
往路は午前8時4分東京発の上越新幹線「たにがわ403」を利用しました。「たにがわ」という名称の新幹線はGALA湯沢駅が終点になっています。通勤やビジネスに利用するお客さんもいますが、ほとんどスキー・スノボの専用列車といっていいほどです。
「たにがわ」は東京駅始発なので、平日であれば少し早めに行けば自由席でも席は確保できそうです。GALA湯沢駅の到着は9時40分頃。所要時間は1時間36分でした。
改札口を出ると、目の前がGALA湯沢スキー場の受付カウンター&インフォメーションになっています。ツアーのクーポン券を提示し、リフト・ゴンドラチケットの受け取りや使用するロッカー、レンタルの手続きなどを行うことができます。
スキーセンター「カワバンガ」はすごく巨大な施設で、スキー・スノボを楽しむためのあらゆる設備が備わっていいます。本当に何も持たずに行っても大丈夫!
レンタルコーナーへ。体のサイズや技術レベルを申告すると、それに見合った用具を用意してくれます。手続きはとても早いです。
今回のレンタルのスキーとブーツはSALOMONです。レンタルによくありがちなちょっと頼りない用具ではなく、しっかりした製品やギアが用意されています!
今回私は上級向きで申告しましたが、スキーブーツの硬さやバックルの締まり具合、またスキーの滑走性や雪面の捉え、カービング性能など十分満足できるものでした。
ロッカールームは2階と3階にあります。使用するロッカーは受付で指定されるので、暗証番号を自分で決めてロックするシステムです。よくある「小銭を入れて鍵を閉める」というタイプではないので、何度でも開け閉めできるのがとってもありがたいです。
ロッカールームの更衣室は個人用で一つひとつ独立しています。中は結構広くて、思い切り荷物を広げて着替えることができます。
ゴンドラの山麓駅はスキーセンターの中に併設されています。身支度ができたら、早速ゴンドラでゲレンデへ!
GALA湯沢スキー場のゴンドラ「ディリジェンス」から見える南魚沼の景色は本当に素敵です! 標高358mのベースから標高800mの山頂駅まで所要時間は約8分ほどです。
GALA湯沢スキー場は「中央」「北」「南」の3つのエリアで構成されています。ゴンドラの山頂駅は中央エリアのベースに位置しているので、滑走のスタートはまずは中央エリアから、ということになります。
中央エリアのメインリフトは2基の高速リフト。4人乗りが2基、しかも高速ということで輸送能力はかなり強力です。混雑していても待ち時間が短くて済むのがうれしいですね。
そのリフトの両側に展開する2本のコースが中央エリアのメインゲレンデです。初級者にはそこを迂回する緩斜面のコースも用意されています。
高速リフトを降りると、さらにスキー場の最高地点である高津倉山頂1,181mに向かってペアリフトが延びています。ただし、こちらのコースはかなり急なので、上級者のみという制限があります。初級者やファミリーには、レストハウス「チアーズ」左手の「メロディ」と呼ばれる緩斜面ゲレンデがおすすめです。
ゴンドラを降りてゲレンデに出ると、正面に2基の高速リフト乗り場があります。左側は「ソーシャル」、右側は「バルーシュ」と呼ばれ、どちらも4人乗りで強力な輸送力があります。
高速リフト「ソーシャル」横に広がるコースは「エンターテイメント」。幅広く斜度がゆったりしているので初~中級者向けです。
高速リフト「バルーシュ」横のコースは「ジジ」と呼ばれるコースです。こちらは「エンターテイメント」よりも幾分か斜度があり、中~上級者であればスピードに乗った快適な滑りが楽しめます。
「愛の鐘展望台」はGALA湯沢スキー場の名物施設。高速リフト「バルーシュ」降り場のすぐ右手にあります。ぜひ、記念撮影に来てみてください。
高津倉山頂に向かうペアリフト「コーチ」は高速リフト「ソーシャル」降り場の先に位置しています。ただし、コースは急斜面なのでご覧のような看板があります。初級者の人は避けるようにしましょう。
ペアリフト「コーチ」を降りると、標高1,181mの「GALA湯沢スキー場」最高地点、高津倉山頂です。眼前に絶景が広がっています。
高津倉山頂から下るコースは「グルノーブル」。グルーミングの状態は完璧ですが、斜度があるのでしっかりスピードコントロールすることが必要になります。
中央エリアのベース左側には、「メロディ」という緩やかなゲレンデが用意されています。初級者やファミリーは、まずはここで足慣らしがおすすめです。
高速リフト「ソーシャル」を利用する「エーデルワイス」と呼ばれる初級向きのコースは、メインゲレンデの「エンターテイメント」を迂回するように開かれています。幅広の緩斜面で約1,600mと距離も長いのが特長です。
中央エリアのベース右手には「ゆきあそびパーク」と呼ばれるキッズエリアが用意されています。小さいお子さんはここで遊んでいることが多いようです。
中央エリアの左側の「ソーシャル」と呼ばれる高速リフトを降り、左方向に続くコースを滑っていくと南エリアのゲレンデにアクセスできます。
南エリアは賑やかな中央エリアとは異なり、自然の山の中といったイメージです。静かで和めるような雰囲気ですが、一方で意図的に非圧雪としている難コースも多数あり、パウダー好きの人にとってはちょっとチャレンジし甲斐のあるエリアとも言えます。
南エリアのボトムには「ランドー」と呼ばれるゴンドラが架けられていて、これを利用すると谷を挟んで隣接する湯沢高原スキー場に行くことができます。
標識に示されている「バットマン」は、中央エリアと南エリアをつなぐ連結コース。「イライザ」は南エリアのメインコースです。
南エリアは静かな雰囲気です。メインコースの「イライザ」はきっちりバーン整備されているので滑りやすいコースです。
南エリアには圧雪しない斜面が多く残されているので、パウダー好きやオフピステ派におすすめです。リフト(ワゴネット)の横は「ブロンコA」と呼ばれる上級コースになっており、その左側には同じく非圧雪の「20万ダラー」もあります。
南エリアのボトムからは「ランドー」というゴンドラで隣の「湯沢高原スキー場」に行くことができます。ゴンドラはGALA湯沢内のリフトチケットが利用できますが、「湯沢高原スキー場」では別のリフト券が必要になります。ガーラ・石打丸山・湯沢高原の三山共通リフトチケットも用意されているので、行ってみたい方は受付で先に購入しましょう。
北エリアは全体的にすり鉢状といった感じの地形で、そのボトムからリフトが3方向に延びています。コースは全部で6本あります。グルーミングされた快適なバーンをはじめ、ちょっと手強いコブ斜面、キッカーやBOX、レールなどが用意されたスノーパークもあり、コースバリエーションは多彩です。また北エリアの一番奥まで行くと、「石打丸山スキー場」の最上部と連結しています。
北エリアには、中央エリアベースから右側の「バルーシュ」という高速リフトを利用し、降りてから右手に進むことでアクセスできます。
中央エリアから北エリアへと滑り込んでいくと、すぐにコースは二手に分かれます。右手は中~上級向きの「ブロードウェイ」。左手には急斜面を迂回する初級向きの「スワン」というコースが用意されています。
北エリアのボトムからの眺め。正面の高速リフト「ビクトリア」右側のコースは「スーパースワン」と呼ばれ、GALA湯沢スキー場で一番の急斜面。非圧雪でコブだらけになっています。「ビクトリア」の左側に沿うコースは「ブロードウェイ」です。
北エリアで唯一のレストラン「オーレ」。メニューは丼物が中心ですが、軽食も用意されているので休憩にちょうどいいです。
北エリアの一番奥まで進むと、石打丸山スキー場に繋がっています(基本的にリフトチケットは別)。写真中央に写っているのは石打丸山スキー場の「山頂高速リフト」降車場です。
ゴンドラの山頂駅に併設されている「チアーズ」は、GALA湯沢スキー場のメインレストハウスです。中には大型のフードコート「パルパル」をはじめ、新潟のご当地グルメを提供する「新潟食堂」、アイスクリームの「BLUE SEAL」、クレープハウスの「KOMEKOクレープ」などさまざまな食を提供する飲食店が集中。スポーツショップやスクール受付、また救護室や託児所なども設置されています。
「チアーズ」はゴンドラの山頂駅に併設されている巨大なレストハウスです。どこもかしこも広々としたスペースで利用しやすいです。
大型のフードコート「パルパル」は、席数がたっぷり確保されています。席にはコロナ対策のアクリル板が置かれていました。
「パルパル」はメニューアイテムがとっても豊富。軽食としても楽しめるケーキや、ビールのおつまみ類なども用意されています。
今回、私はランチにはかつ丼を選びました。普通のサイズでもボリューム満点でしたが、さらに大盛かつ丼も用意されていました。食べすぎると体が重たくなるので控えめに。
「チアーズ」の2階も飲食エリア。新潟グルメを提供する店やアイスクリーム店などがあり、ゲレンデ内でありながら食のバリエーションがかなり豊富です。
小物グッズなどが充実したショップも「チアーズ」内にあります。忘れ物をしてもここで購入できるので安心です。なんとソリもあります。
北エリアのリフト「シャリオ」を降りると、その裏手に下山コースが用意されています。このコースは「ファルコン」といい、スキー場最下部のスキーセンター「カワバンガ」まで滑走可能です。コースは全長2.5kmとなかなかロングで、滑りごたえ満点。ただし、一部狭い箇所や斜度の急な部分(20度)もあるので、滑りに自信のない人、また1日滑って疲れ切っている人はゴンドラを利用して戻るほうが無難です。途中、疲れて座り込んでいる人もいました。
北エリアのボトムから「シャリオ」というリフトを利用すると、そのTOPからスキーセンター「カワバンガ」に続く下山コースを下れるようになっています。
「シャリオ」を降りると右手には「夢の展望台」が設置されています。ここから湯沢の街並みや魚沼の山々が一望できます。
下山コースは「ファルコン」と呼ばれる。入り口には「あと2.5k」という標識が。ここから長い下山の旅が始まります。
「ファルコン」は一部狭く、斜度が急な個所もあるので、初級者にはあまりおすすめできません。怖くて途中で心が折れても戻ることはできないので。
下山には意外と結構体力を使います。景色を楽しみながら滑っていきましょう。
スキーセンターの「カワバンガ」には、滑るための施設ばかりでなく、飲食店やスポーツショップ、おみやげの店、温泉などさまざまな施設が充実しています。なかでも「SPAガーラの湯」は1日の滑走後にぜひ利用してみてください。疲れた筋肉をほぐしてくれて、冷えた体が温まった状態で、帰ることができます。
「カワバンガ」に戻り、レンタル返却の手続きや着替えなどを終えたら、まずは入浴施設の「SPAガーラの湯」へ。タオルセットなども用意されています。本当に手ぶらで行けます。
入浴施設受付の横には無料の休憩スペース「ZASHIKI」が用意されています。帰りの新幹線の出発まで、ここでゆっくりくつろいで過ごすことができます。
「カワバンガ」内には新潟の物産の店、おみやげの店などがあります。もちろん食堂やカフェなどもあるので、ここで夕飯を軽く済ませるなんてことも可能です。
新潟の地ビール「エチゴビール」のIPAと、おつまみに浪花屋の柿の種を購入しました。新幹線内でおいしくいただきました。
東京都心からゲレンデまで、これほど移動が楽なスキー場は他にはないでしょう。交通手段ばかりでなくスキー場の規模も十分で、多彩なコースが楽しめるのだから言うことなしです。新幹線での移動は早くて、運転の心配もないので、ぜひ皆さんにおすすめしたいツアーです。
<この記事を書いた人>
トヨさん(男)
スキー歴は半世紀以上。日本全国100カ所以上のスキー場を滑り倒している。GALA湯沢スキー場は何といっても都内からイージーアクセスできる点が魅力。しかも、ゲレンデは滑りごたえがあって設備も充実。こんな環境は国内唯一無二でしょう。今回で3回目の訪問でした。
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