冬の楽しみと言えば、ウィンタースポーツ。冷たい空気と次々に移り変わる景色のなかを滑る爽快感は格別です。その感覚を子どもにも体験させて、冬の楽しい思い出をたくさんつくってあげたいところですよね。
そこで気になるのが「費用」。移動の交通費に、宿泊費、リフト券と合わせていくと、家族全員で行くには費用が大きくてためらってしまいがちでしょう。
でも、ご安心を！スキー場のなかには子どものリフト券、それも未就学児だけでなく小学生以下は無料というスキー場があるのです！そこで今回は、小学生以下の子どものリフト券が無料のスキー場を紹介します。

うーん…、友達に「子どもにスキーを教えてほしい」と頼まれたけど、友達の負担がけっこう大きくなっちゃうんだよね。

負担が大きいって、どういうこと？

友達は子どもが3人いるんだけど、子どものリフト券代がけっこうかかるんだ。できればなるべく安く済ませてあげたいなと思ってさ。

あら、スキー場のなかには、小学生のリフト券が無料になるところもあるのよ。

ホント⁉それはぜひ知りたいな。

じゃあ家族やグループで行ってお得になるスキー場を見てみましょう。

【群馬】小学生以下の子どもはリフト券が無料になるスキー場2選！

首都圏から近く、雪が良く降る地域でまず思い浮かぶのが群馬県。東京から車で2時間で到着するスキー場もあり、移動の時間が少なくなる分、スキーを思う存分楽しめますよね。山頂にのぼれば、絶景の雪景色を堪能できるスキー場もあります。
ここでは群馬県にあるスキー場のうち、子どものリフト券が無料になるスキー場を2ヶ所ご紹介します。

首都圏からのアクセス抜群！「奥利根スノーパーク」（群馬県）

「子どもを連れて行くなら、なるべく近いスキー場がいい」という人には、東京から車で関越道を通って2時間ほどで着く「奥利根スノーパーク」がおすすめ。水上ICからの道も上り坂が少なく融雪道路となっているので、雪道に不慣れな方でも心配無用です。
ゲレンデはコンパクトですが、各コースにリフトが備えられています。キッズ向けのゲレンデも2ヶ所あるので、最初はふもとのゲレンデで練習して、慣れてきたらレストハウス近くにあるキッズ向けのゲレンデまで行ってみるのも良いかもしれません。レストハウスでは食事もでき、しっかりしたランチから軽めのメニューまで選ぶことができます。山麓まで引き返すことなく、子どものおなかを満たすことができるのは安心ですね。
また、「奥利根スノーパーク」はスノーマシンで常に一定量の雪を保つようにしているので、当日のコンディションに左右される心配もないのが嬉しいところ。ゲレンデ全体にスノーパークアイテムがちりばめられているので、スキーだけでなくスノボも楽しめますよ。
スクールは子どもから大人まで、初級者から上級者までカバーできる講師が担当。珍しいコブ専門のスクールもありますので、コブを滑走できるようになりたい人にもおすすめです。

動物を見ながら滑走できる!?「万座温泉スキー場」（群馬県）

幅広なゲレンデで初級者にぴったりなスキー場をお探しなら、おすすめは「万座温泉スキー場」です。「どうぶつの森コース」ではたくさんの動物看板が子どもたちを待っています。単に滑るだけではない楽しさがあるため、ファミリーには人気の高いコースです。動物に見守られながら楽しく練習すれば、子どもの上達も早そうですね。
さらに山頂付近には、浅間山、妙高山の展望を楽しむことができる初級者コースがあり、滑走に慣れたくらいのレベルの人でも、美しい雪景色を楽しみながら滑ることができます。
一方で、万座山エリアは全面非圧雪エリアとなりました。自然のままのパウダースノーを滑りぬけるのはスリル満点。また、林間コースは、初級、中級、上級それぞれに向けたコースができているので、木の中を滑りたくても自信がない方は、なだらかな道を選んでじっくり滑走するのがおすすめです。
ゲレンデ内には2ヶ所のレストランがあり、おいしく見た目にも可愛らしい料理を、ゲレンデを見ながらいただくことができます。平日は無料休憩所として開放されているので、子ども連れで休憩する場所にも困らないですよ。

【新潟】小学生以下の子どもはリフト券が無料になるスキー場4選！

雪が多く降る新潟県は、スキー場もたくさんあります。ゲレンデも広いところが多くて、のびのびと滑るにはとても良い環境です。初級者でも雪景色を眺めながら滑走できるところが多いため、きっと素敵な思い出がつくれるでしょう。
そんな新潟県のスキー場で子どものリフト券が無料になるスキー場を4ヶ所ご紹介します。

広いゲレンデでスノーモービル体験も！「苗場スキー場」（新潟県）

総面積134haの広大なゲレンデで、子どもから上級者までスキーを楽しめるのが「苗場スキー場」です。3つに分かれたエリアのすべてに初級者向けコースがあり、中級者へのステップアップにはもってこいのコースもあります。
「苗場スキー場」には子ども向けのスペースがあるだけでなく、親子で楽しめるアクティビティも充実しています。スノーモービルでボードを引っ張るスノートレインや、スノーモービルを親子で一緒に体験できるアクティビティもあり、他ではできない貴重な経験を子どもにさせてあげられるでしょう。
スキー場の玄関口となるエントランスには、チケット売り場やレンタル受付、スクールの窓口、無料休憩所はもちろん、授乳室やキッズルーム、天然温泉や貸し切りができるプライベートルームまであり、目的に応じた場所を使い分けて、疲れを取ったり、子どもを休憩させたりすることができます。
スクールは4つあり、なかには3歳から参加できるスクールもあるので、子どものスキーデビューにはぴったりです。レッスン終了のころには滑ることができるようになっているくらい充実したレッスンを行ってくれるスクールもありますよ。ちなみに、子ども向けのレッスンはパンダルマン広場という、専用のコースで行うので安心です。

広大でもリフトを活用してめいっぱい滑走！「かぐらスキー場」（新潟県）

「かぐらエリア」「みつまたエリア」「田代エリア」の3つのエリアからなる「かぐらスキー場」。それぞれのエリアが広いため、1日では滑りきれないほどです。もしも未就学児の子ども連れなら「みつまたエリア」のちびっこゲレンデを滑ったり、アトラクションで雪遊びを楽しませたりするのが良いでしょう。
また、スキーデビューした小学生の子どもと一緒に滑るなら、「田代エリア」がおすすめです。「みつまたエリア」「田代エリア」はそれぞれ入口が分かれているので、どちらのエリアを滑りたいかに合わせて入口を選ぶと良いですよ。
さらに、リフト数が多いため、滑りたいコースをめざしてどんどん進むことができるのも嬉しいですね。スノーパークも4つあるので、スノボ派の人も十分楽しめます。上級者向けのコースが多い「かぐらエリア」には非圧雪ゾーンもあり、パウダースノーやコブのスリルある滑走が楽しめるのが魅力。
レストランは各エリアにあり、スタミナがつくカレーや麺類のほか、定食まで取り扱っているレストランも。田代エリアには、スキーを滑らない人でも利用できるレストランがあるので、待ち合わせにはうってつけでしょう。

アクセス良好！子ども向けサービスも充実！「妙高杉ノ原スキー場」（新潟県）

豪雪地帯である妙高高原の雪質をできるだけお安く味わいたいなら、小学生以下のリフト券が無料になる「妙高杉ノ原スキー場」がおすすめです。関越道、上信越道を経由で首都圏からのアクセスにも優れています。
毎月第3日曜日は小学生の子ども向けに、直滑降で滑り降りたタイムに応じて賞品がもらえる「ちょっかりタイムレース」を開催！子どもも大人もテンションが上がるレースです。同じく第3日曜日はファミリー限定で、小学生のスキー・スノボセットレンタルが無料になるサービスもあります。
スキースクールも充実しており、4歳以上のキッズ向けプライベートレッスンから、小学生向けのジュニアレッスンにも対応していて、安心して子どもをスキーデビューさせられますよ。プライベートレッスンは電話での予約が必要なので、日にちが決まったら早めに連絡しましょう。
コースも8割が初級者、中級者向け。ファミリーにおすすめなのはファミリーRコース。初級者向けですが1,000mと滑り甲斐があります。コースの近くにはレストランもあるので、手軽に食事や休憩ができるのも嬉しいところです。

初級者でも八海山の絶景を展望できる！「六日町八海山スキー場」（新潟県）

初級者でも冬景色を楽しみながら滑りたいという人には「六日町八海山スキー場」がおすすめです。初級者向けでも林間を滑ることができるコースは平均斜度が8度。ある程度滑れば、誰でも八海山の景色を見渡すことができます。スキーに慣れてきた子どもに山の美しい展望を見せるのにちょうど良いですね。
また、雪山デビューはこれからという子ども向けに幅広く開けたゲレンデやちびっこゲレンデもありますので、ファミリーで遊びに来て大人も子どもも満足のいくスキーを楽しむことができます。
スクールはスキーとスノボどちらもありますし、どちらも5歳以上のキッズからレッスンを受けることが可能です。スキーだけでなくスノボのデビューもさせやすいですね。
スキーやスノボの用品をすべてそろえるのは負担が大きいとお考えの人には、レンタル用品も大人、子どもそれぞれ充実していますので、借りてしまうのもひとつの手。基本的なウェアセット、スキー、スノボセットはすべて終日借りていられるので、時間を気にせず滑りを楽しめます。
家族連れでスキー中に休憩するときに、休憩スペースが狭くて、思ったほど休めなかったという経験はありませんか。そんなときのために「六日町八海山スキー場」では有料休憩室が設けられています。限定3組までの利用なので、広くスペースを使えてリラックスできますよ。

【長野】小学生以下の子どもはリフト券が無料になるスキー場3選！

長野県の山間部では、冬は北海道並みに寒くなり、雪もしっかり降ってきます。そのため、日本有数のリゾート地である軽井沢、志賀高原、白樺湖などでもスキー真っ盛りとなってくるのです。そのなかで、子どものリフト券が無料になるスキー場をご紹介します。

アフタースキーから温泉まで！「軽井沢プリンスホテルスキー場」（長野県）

リゾート地・軽井沢にある「プリンスホテルスキー場」は、小学生以下のリフト券が全日無料なのが嬉しいポイント。リフトも初級者向けのものが4本あります。さらに子どもが喜ぶスノーマンパークが2つ、ホテル宿泊者限定の「ウエストちびっこランド」も備えており、未就学児がいても安心してソリ滑りや雪遊びを楽しめる環境が整っています。
人工造雪機と降雪機を使って、常に多くの雪を保っているゲレンデなので、雪が足りずに滑りづらいということもありません。人工だからこそゲレンデのオープンも早く、とにかく早く滑りたい人におすすめです。
スキースクールは5つ用意されており、そのうちの4つで子ども向けのレッスンを行っていますので、子どもに合うスクールも見つけやすいでしょう。子どものスキーデビューにはうってつけと言えるスキー場ですね。
スキー場からすぐ近くにある「軽井沢プリンスホテルイースト」は、敷地内に温泉や露天風呂を備えていて、疲れをいやすことができます。周辺にはショッピングモールが充実しているのも、買い物好きには楽しみなところ。アフタースキーも充実した、リゾート地ならではのスキー場です。

中級者向けで子ども用コースもあるゲレンデは志賀高原焼額山へ！（長野県）

子どもにスキーを楽しませつつ、中級者レベルの大人もしっかりスキーを滑りたいということであれば「志賀高原焼額山スキー場」がおすすめです。中級者向けコースが全体の半分以上で、林間コースがメインとなっていますので、雪に包まれた木々の間をどんどん滑って行く楽しさを味わえます。また、非圧雪ゾーンではパウダースノーやコブを滑ることができ、上級者にも満足いくコースです。また、毎週土曜日にはナイター営業も行っています。
とはいえ、スキー初級者やスキーデビューの人でもご安心を。ふもとにはファミリースノーパークやキッズパークを備えており、キッズパークのそばには初級者向けコースやリフトがあります。4歳以上の子ども向けのスクールもありますよ。
キッズパークのそばには「志賀高原プリンスホテル東館」があり、こちらに宿泊すれば、子どもが疲れたとしてもすぐに移動して休むことができます。すべてのお部屋からゲレンデを臨める立地は、ホテルからも雪景色を楽しみたい人にはぴったりです。ゴンドラがすぐそばにあるのも便利ですよ。

冬晴れのもとで楽しく滑る！「白樺湖ロイヤルヒル」（長野県）

せっかく予定を合わせて来たスキー場も、天気が悪いと楽しさが下がってしまいますよね。そんな心配をしないで済むのが、晴天率80％の「白樺湖ロイヤルヒル」です。滑走距離が短めではありますが、多様性に富んだコースは初級者から上級者まで満足できるようになっています。
もちろん子ども連れのファミリー向けに雪あそび広場や、そり遊びもできるファミリーコースがあります。ファミリーコースは雪上エスカレーターと隣接していて、リフトに乗せるはちょっと勇気がいる年齢の子どもでも安心して乗せることができます。エスカレーターは有料ですが、リフト券は中学生以上のリフト券を買うと、小学生のリフト券が2枚無料で付いてきます。
近くには全室和室の「白樺湖ロイヤルホテル」があり、徒歩0分でゲレンデに出られます。ホテル2階がセンターハウスとなっていて、チケット売り場やレンタルを取り扱っているほか、キッズルームや無料休憩所も備えているので、拠点として非常に便利です。

【その他】小学生以下の子どもはリフト券が無料になるスキー場！

ここまで首都圏に近い群馬、新潟、長野のスキー場をご紹介しましたが、もっと遠くまで足を伸ばせるのであれば、東北の岩手県にも小学生以下のリフト券が無料になるスキー場があります。ぜひ参考にしてくださいね。

東北で子連れスキーをお得に楽しむなら！「雫石スキー場」（岩手県）

東北のスキー場で、小学生以下のリフト券無料となっているのは「雫石スキー場」です。20コースある広大なスキー場で、中級者向けのコースが多めですが、子ども向けの「EasyPark」や「Shizukuishiスノーランド」など、滑るだけではない雪遊びの楽しさをしっかり味わえる場所も完備。練習用のコースへは「雫石プリンスホテル」近くのロープウェイで一気にのぼることができるのも便利です。
標高が上がると、中、上級者向けコースが多くなりますが、迂回路が初級者向けになっていることから、高いところから滑りたいときも気軽に行けます。
レンタル用品は、板のみ、ブーツのみという借り方もできますし、スキーセットとウェア一式を1日借りてもOK。足りないものだけ借りるのもよし、思い切って一式借りて荷物を減らすのもよし。自分に合ったレンタルの仕方を選ぶことが可能です。
スキーが終わったあとは、プリンスホテル内でマッサージを受けるのもおすすめ。温泉や露天風呂もあり、雪見風呂を楽しみながら疲れを取ることができますよ。日帰り入浴も可能ですが、宿泊客が優先されるため、泊まってじっくり休みたいところですね。

小見出し4:5.リフト券無料のスキー場でお得に親子で楽しもう！（32字まで）

いかがでしたか？小学生以下のリフト券が無料というだけでなく、子どもが遊びやすいゲレンデや、家族でスキーを楽しむときにあると助かるサービスが充実しているスキー場は意外と多いものです。行ってみたいと思ったスキー場がありましたら、ぜひ素敵な冬の思い出を作りに行ってみてくださいね。
どのスキー場も、大人のリフト券購入時に子どものリフト券を申し出て受け取る必要があることはお忘れなく。

子どものリフト券が無料になるなら、大人のリフト券の費用だけ考えればいいから、出費が抑えられて助かるな。

子どものためのコースやスクールも充実しているスキー場が多いから、楽しみもたくさんありそう。

よし、このスキー場に行ってみよう。TORAKOちゃんもどうだい？

うん、一緒に行きたいな！