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スノボ用ワックスで滑走性が変わる!? 種類と塗り方をマスターしよう

ゲレナビ 運営事務局

投稿日2022.10.10 更新日2022.09.12

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スノボの技術を向上させるためにも、楽しく滑走するためにも重要なのがスノボ用ワックスによるメンテナンスです。スノボ用ワックスにはたくさんの種類があるので、どのワックスを使うのが良いのか迷っている方や塗り方が難しいのではないかと思っていらっしゃる方もいるでしょう。今回はスノボの上級者から、初級者にもお勧めできるワックスの紹介と、塗り方のポイントを説明します。

もう、スノボのワックスはかけた?

トラオ
トラコ

え?ワックスをかけるの? 私、スピードが出なくてもいいし、楽しめればいいんだけれど…。

シーズン前にワックスをかけておかないと、転びやすくなったり、滑りにくくなったりするんだよ。

トラオ
トラコ

そうなのね。でも、なんだかワックスをかけるのって難しそうな気がする。

本格的なものから簡単なものまであるから、大丈夫だよ。楽しむために、ちゃんとメンテナンスをした方がいいんだよ。その方が上達も早いしね。

トラオ
トラコ

わかったわ、詳しく教えて!!

 

スノボ用ワックスはなぜ必要なのか?

スノボ用ワックスはなぜ必要なのか?

私たちが歯を磨いたり、顔を洗ったりするように、スノボにもお手入れが必要です。スノボの基本的なお手入れにはスノボ用ワックスを使用します。スノボ用ワックスが必要な理由は大きく二つ。

■大切なボードを守るため
「傷をつけるような無茶はしていないけど、それでもワックスは必要なの?」と思われるかもしれません。しかし無茶をしていなくても、スノボは傷つきやすいのです。
雪は柔らかく、溶けたら水になるので、ボードを傷つけたり汚したりしないと思っていませんか?実は、雪は氷の結晶です。そのため、氷の硬さでボードを傷つけてしまうことがあります。また、滑ることで摩擦が起きます。ボードを大切に扱っていても、この摩擦が汚れを引き寄せてしまうのです。ワックスを塗ることで、滑走面(ソール)を滑らかにし、摩擦や汚れ、傷から大切なボードを守りましょう。

■滑走性を高めるため
ゲレンデに出たら、颯爽と滑って楽しみたいですね。しかしながら、ゲレンデを滑っているうちに、摩擦や汚れが原因で次第に滑走性は落ちてしまします。ボードに傷や汚れがあると、そこに雪がひっかかって転びやすくなるのも事実です。
また、摩擦が起きるとそれがブレーキとなり、スピードが落ちて滑走の楽しみが半減してしまいます。ワックスでメンテナンスをしっかりしておくと、滑走性の大敵である汚れや摩擦を防いでくれます。ボードのメンテナンスをしっかり行うことで、上級者は滑走性が高まり、高度な技に挑戦することができるようになります。また、初級者はしっかりワックスをかけておくことで上達が早くなり、スノボを楽しむことができるのです。

 

スノボ用ワックスの選び方と塗り方

スノボ用ワックスの選び方と塗り方

落ちてしまった滑走性を取り戻すために、適切なメンテナンスを行うことを「チューンナップ」と言います。チューンナップは、競技者やインストラクターなどプロだけのものではありません。誰でもスノボが上達するために必要なことなのです。まずはチューンナップの一番基本となるワックスによるお手入れから始めてみましょう。

スノボ用ワックスは、ゲレンデの雪質や雪温などのコンディションに合わせて選べるように種類が豊富です。そのため、どれを選んだら良いか悩む方も多いのではないでしょうか。ワックスの中には、幅広く雪質や雪温に幅広く適用しているオールラウンドタイプのものも用意されています。ゲレンデを特定せず、オールシーズン楽しみたい方には、オールラウンドタイプのワックスを選ぶとチューンナップが難しくはありません。

また、スノボ用ワックスには、大きく分けて「ホットワックス」「ペーストワックス」「スプレーワックス」の3種類があります。ホットワックスは、確かに手間も時間もかかりますが、ペーストワックスやスプレーワックスは簡単に扱えます。ただし、ペーストワックスやスプレーワックスは、ホットワックスに比べるとその効果の持続性が低いといわれています。そのため、それぞれのメリットやデメリットを理解したうえでワックスを選ぶことが大切です。それではそれぞれの特徴と塗り方を紹介しましょう。

持続性で選ぶならホットワックス

ホットワックスは、持続性の高いワックスです。固形のワックスをアイロンで温めてボードにしみこませるため、操作性、滑走性が長持ちします。2~3日のスキー旅行なら、途中でワックスを塗りなおす必要はないでしょう。
ホットワックスでワクシングを行う場合、アイロンやワクシングペーパー、スクレイパーなどの専用器具が必要です。また、それなりに時間も手間もかかるので、ホットワックスは、中級〜上級者向けになります。

ホットワックスには、用途に応じて3種類のワックスがあります。
・クリーニングワックス
ソールに入り込んだ汚れを浮き出させてきれいにするワックスです。リムーバーで代用することもできますが、クリーニングワックスを使うと、リムーバーでとり切れない汚れも取り除いてくれます。
・ベースワックス
滑走面(ソール)の下地を作るワックスです。滑走面(ソール)の汚れを取りながら、滑走ワックスの効果を高める働きがあります。ワックスの中にはクリーニングとベースの両方の働きをするワックス、また、ベースワックスと滑走ワックスの両方の働きをするワックスも販売されています。
・滑走ワックス
撥水性を高めて、滑走を高めるワックスです。フッ素が含まれているワックスもあります。フッ素系のワックスはスノボの滑走面(ソール)に定着させるためにはベースワックスが必要です。雪温が高い場合には柔らかいワックス、雪温が低い場合には硬いワックスと、雪温や雪質に合わせて種類も豊富です。幅広い雪温や雪質に対応したオールラウンドタイプを選ぶと便利です。

●ホットワックスに必要なもの
・ワクシング専用アイロン…家庭用アイロンよりも温度調節が細やかなので、ワクシング専用アイロンがお勧め
・ナイロンブラシ、馬毛ブラシ…細かい汚れやワックスを取り除くために必要
・リムーバー(または、クリーニングワックス)
・ベースワックス、滑走ワックス
・キッチンペーパー
・ワクシングペーパー…アイロンでソールが高温になるのを防ぎ、均一にワックスを広げるために必要
・スクレイパー…塗り終わったワックスをはがすために必要
・シート…汚れやワックスがこぼれたときのためのシート、新聞紙でも良い
・(あれば)ワックススタンド…しっかり固定したほうが、力が入ってしっかり磨ける

●ホットワックス塗り方の手順
1.クリーニング
ここでは、リムーバーを使ってのワクシングを紹介します。キッチンペーパーにワックスのリムーバーを染み込ませ、ソールの汚れを拭き取ります。キッチンペーパーに汚れがつかなくなるまで繰り返ししっかり拭き取りましょう。汚れが取れたら、リムーバーが乾くまでしばらく放置してください。
2.ブラッシング
乾いたらブラシで細かいゴミをかき出します。ソールには「ストラクチャー」という滑走性を高めるために細かい溝があります。その中に入っている汚れをかき出していきましょう。
ポイント:ノーズ(前面)からテール(後ろ)に向かって、一定方向にブラッシングし、力強くかき出す
3.ホットワックスを塗り込む
アイロンを温めます。ホットワックスをアイロンに当てて溶かし、ソール面に垂らしましょう。なお、アイロンの温度の目安は、90~110度。使用するワックスに合わせて調整してください。アイロンから白い煙が出ていると熱すぎる証拠です。ソール面にワクシングペーパーを置き、ワクシングペーパーの端を引っ張るようにしながら、ゆっくりアイロンを動かして全体に伸ばしていきます。ボードに直接アイロンを充てるとソールが痛みますので必ずワクシングペーペーを使ってください。
ポイント:同じところに長くアイロンを当てているとボードを傷める可能性があるため、アイロンは手を止めないでゆっくりと動かし続けましょう。ワックスが染み込んだところとそうでないところは見るとわかりますので、丁寧に全体に伸ばしてください。全体に伸びたら、ソール面が常温に戻るまで最低でも20分待ちましょう。一晩おいてもいいです。
4.スクレイパーで余分なワックスをはがす
冷めたら、スクレイパーで余分なワックスをはがします。スクレイパーを両手で持ち、ソール面に45度傾けるように当てて行います。
ポイント:ノーズからテールに向けて、一定方向に削り取っていきます。ワックスの塊がなくなり、カスが出なくなるまで繰り返し行いましょう。
5.ブラッシング
最後にもう一度、ブラッシング。ストラクチャーの中に入っている余分なワックスをかき出します。ナイロンブラシをかけた後、さらに馬毛ブラシを使って磨き上げましょう。
表面がさらっとするまで磨いて、ワクシングは完成です。

アイロン不要のペーストワックス

ペーストワックスは、ペースト状のワックスをスポンジでソールに塗り、コルクで伸ばして使います。アイロンなどの専用器具がいらないため、とても簡単に塗ることが可能です。ただし、ホットワックスに比べると、効果の持続性は低いと言えるでしょう。ペーストワックスは、中級者やスノボを始めたばかりの初級者の方にお勧め。

●ペーストワックス購入時のポイント
・全雪質に対応しているオールラウンドタイプのものを選びましょう
・効果の持続性が高いものを選びましょう

●ペーストワックスに必要なもの
クリーナ、キッチンペーパー、ペーストワックス、コルク、ブラシ

●ペーストワックス塗り方の手順
1.クリーニング
クリーナをキッチンペーパーにしみこませ、ソール全体に伸ばします。キッチンペーパーに汚れがつかなくなるまで繰り返し拭いてください。汚れがつかなくなったら、クリーナが乾くまで数分間放置します。
2.ペーストワックスを塗り、コルクで伸ばす
ペーストをスポンジに取り、ソール面全体に塗ります。全体に塗ったら、コルクで素早く刷り込みます。
ポイント:コルクで刷り込むのは素早さがポイントです。力をかけずに素早く刷り込みましょう。
3.ブラシで磨く
最後に、ブラッシングをして余分なワックスを取り除きます。ソールのストラクチャーという細かい溝に入った余分なワックスを取り除くために、ブラッシングは必ず行いましょう。ブラッシングすることで滑走性をより高めることが可能です。これで、ペーストワックスは完了。

手軽なスプレーワックス

スプレーワックスは、ソールにスプレーをしてコルクで擦り込むタイプのワックスです。メリットは、スプレーなので簡単にむらなく塗ることができるため、難しい技術は必要がないこと。また、ワックスをはがすという工程がないため、ワクシングの時間も短くて済みます。ですが、残念ながら持続性はホットワックス、ペーストワックスと比べて一番低いとされています。そのため、携帯して一日に何度も使うのがお勧めです。ペーストワックスと同様、簡単に使えるため中級者、初級者向けと言って良いでしょう。

●スプレータイプを購入するときのポイント
・何度も使えるように、携帯しやすい大きさのものを選びましょう
・雪質の汎用性が高いものを選びましょう
・効果の持続性が高いものを選びましょう

●スプレーワックスに必要なもの
クリーナ、キッチンペーパー、スプレーワックス、コルク
ポイント:より効果を出すためには、固形ワックス、ブラシも用意しよう。

●スプレーワックス塗り方の手順
1.クリーニング
クリーナをキッチンペーパーにしみこませ、ソール全体に伸ばします。キッチンペーパーに汚れがつかなくなるまで繰り返し拭いてください。汚れがつかなくなったら、クリーナが乾くまで数分放置します。
ポイント:汚れがつかなくなったら、キッチンペーパーで乾拭きすると乾きが早くなります。
2.固形ワックスを生塗りする
ゲレンデのコンディションに合わせた固形ワックスを全体に塗ります。この工程は省いても良いですが、固形ワックスを塗ることで、スプレーワックスの効果がより高まります。
3.スプレーワックスでワクシングする
スプレーをよく振ってからソール面に吹きかけ、乾いたらコルクでスプレーワックスを全体に伸ばします。ここで終えても差し支えありませんが、ブラッシングすることでより滑走性が高まります。

 

プロも勧めるホットワックス7選

ホットワックスの中でも人気の高いワックス、プロフェッショナルも使っているワックスの中でセルフワクシングに適しているワックスをご紹介します。

GALLIUM(ガリウム) EXTRA BASE VIOLET(100g) SW2075

EXTRA BASE VIOLET(GALLIUM) 1,210円(10月22日現在)
GALLIUM(ガリウム)は日本のメーカーです。スノボ用ワックスと言えば「GALLIUM」と言われるほど、
スノーボーダーから人気の高いブランド。日本の雪質をしっかり研究しており、特に湿雪に強いと定評があります。EXTRA BASEは、シーズン前のベースワックスや、フッ素入りのトップワックスを使用する前のベースとして使用します。雪温に合わせて「GREEN」「BLUE」「PINK」と豊富なラインナップがあり、中でもこのEXTRA BASE VIOLETは-4~3度の全雪質に対応した人気の高いワックスです。スノーボーダーから「どんな雪質にも対応してくれる」と汎用性の高さに定評があります。フッ素を使っていないため、コストパフォーマンスが良いところも人気のポイントでしょう。

GALLIUM(ガリウム) HYBRID HF PINK(50g) SW2200

HYBRID HF PINK(GALLIUM) 3,520円(10月22日現在)
GALLIUM(ガリウム)のEXTRA BASE VIOLETと並んで人気の高いトップワックスです。EXTRA BASEとの違いは、フッ素を含んだパラフィンワックスという点。EXTRA BASE VIOLETのようなベースワックスを塗ったうえで使用します。撥水性が高く、滑走面の汚れをはじきとばしてくれます。雪温0~10度の水を含んだ雪質の時や、雨が降っても強いため、上級者や競技者にお勧めのワックスです。

SWIX(スウィックス) HFX WAXES-HIGH FLUOROCARBON 固形タイプ

HFX WAXES-HIGH FLUOROCARBON 固形タイプ(SWIX) 7,217円(10月22日現在)
SWIX(スウィックス)はヨーロッパの大手のブランドですが、日本のスキーヤー、スノーボーダーから人気の高いワックスブランドです。競技者も使っているワックスですが、雪温の適応範囲が広いため、いろんなゲレンデを楽しみたいスノーボーダーにもお勧め。融解点の低いフッ素を使用しているため、汚れや摩擦にも強く、満足な滑走ができると評価が高いです。

TOKO(トコ) 万能固形ワックス オールインワンワックス

All-in-one HOT WAX Non Fluoro(TOKO) 2,090円(10月22日現在)
トコ(TOKO)は、1961年から100年以上続いているスイスの老舗ワックスブランドです。滑走性を追求しながらも環境にも配慮もしているメーカーで、初級者から競技者まで人気があります。対応している雪温は-0~-30度、気温は10~-30度と幅が広いので、全天候、全雪質に対応。このホットワックスが1個あれば、ハイシーズンから春先までオールシーズン対応してくれます。ホットワックスのビギナーにもお勧めです。フッ素を使っていないので、安全でなおかつ、浸透性も高いところが人気です。

DOMINATOR(ドミネーター) RENEW GRAPHITE

RENEW GRAPHITE(DOMINATOR) 6,358円(10月22日現在)
DOMINATOR(ドミネーター)は、世界で初めてフッ素をワックスと混合させたブランドです。ホットワクシングの工程や手間が少なくて済むため、1度使うとやめられないという声もあります。競技者用ワックスの開発を始めたメーカーであることから、常に滑走性にこだわって開発をしています。競技者やインストラクターのほかに、スピードにこだわる方に人気です。滑走面のケアをするためグラファイトを配合しており、静電気の発生を抑えてくれます。購入したてのボード、ストラクチャーを入れたばかりのボートに最適です。

HAYASHIWAX ハヤシワックス NF-01 BW-02 オレンジ

NF-01 ベースミッションソフト(ハヤシワックス) 2,860円(10月22日現在)
ハヤシワックスは山形県のメーカーで、競技者向けに本格的なワックスを研究開発しているブランドです。雪温に合わせて3種類ラインナップしており、オレンジは10~-2度、ブルーは-2~-8度、パープルは-8~-32度に対応しています。浸透性はハヤシワックス随一。持続性・滑走性に優れているので上級者に人気の高いホットワックスです。

マツモトワックスベースワックス ANT BB LARGE

ANT BB LARGE(マツモトワックス) 2,410円(10月22日現在)
ベースワックスと滑走ワックスを兼ねているので、ワクシング作業がこれひとつで完成します。通常アイロンは100~110度で使用しますが、冷えて固まるのが早いので、ワクシングにかかる時間が短くて済みます。雪温や雪質、気温を問わずに滑走性も持続性も高いため、リピータの多いワックスです。人工芝にも使用できるため、マルチワックスと言っても良いでしょう。

 

初級者、中級者にも簡単!ペーストワックス、スプレーワックス9選

アイロンを使わずにできるワックスで人気の高いものを紹介します。液体タイプ、ペーストタイプ、スプレータイプなどの中から、使いやすく、持続性、汎用性の高いものをピックアップしました。

チームレスキューワックス 極(きわみ)

極 全雪質対応液体ワックス(チームレスキュー) 3,980円(10月22日現在)
チームレスキューのワックスの中で、最も人気が高いのがこの「極(きわみ)」です。フッ素やパラフィンを使っていないので、環境にも優しいワックス。なお、塗り方は簡単です。液体タイプなので、スポンジに数滴つけ、塗って伸ばせばワクシングは完成。乾燥やブラシがけも必要ありません。こんなに取り扱いが簡単にもかかわらず、これ1本だけのお手入れで1日滑ることができます。しかも雪質や気温を問わないのがお勧めポイント。ハイシーズンから暖かくなった春先までこれ1本で対応が可能です。約50回分になるため、滑走回数の多い方はもちろん、家族みんなで使うこともできます。

GALLIUM ガリウム スノーボード ペースト ワックス GENERAL PASTE WAX ジェネラルペースト

GENERAL PASTE(GALLIUM) 1,540円(10月22日現在)
スノーボーダーに人気の高いブランド、ガリウムのワックスです。柔らかいペースト状になっているので塗り方は簡単。付属のスポンジでスノボ全体にまんべんなく、薄く伸ばすだけでワクシングできます。簡単に塗れることに加え、フッ素入りで滑走性も高いことが人気のポイントです。全ての雪質に対応しているので、手軽に使えるワックスを求めている方にお勧めです。

TOKO(トコ) スキー&スノーボード ワックス ベースパフォーマンス リキッドパラフィン

リキッドパラフィン イエロー(TOKO) 4,290円(10月22日現在)
TOKO(トコ)リキッドパラフィンワックスはアイロンを使用しないため、ホットワックスに比べると約半分の時間でワクシングができる初級、中級者向けのワックスです。一番の特徴は、フッ素不使用の環境にやさしいワックスでありながら、適応雪温が0~-6度、気温も10~-4度と対応範囲が広いこと。シーズン中にいろいろなゲレンデで滑りたいスノーボーダーにとって、ワックスの使い分けが不要なため人気があります。

UNIX (ユニックス) ジカ塗り万能WAX

ジカ塗り万能WAX(UNIX) 319円(10月22日現在)
「拭き取り不要、塗ってすぐに滑れる」とキャッチコピーにあるように、スノボに塗ってそのまますぐに滑れます。使いやすくリーズナブルなため、とても人気の高いワックスです。固形なのでホットワックスとしても使えますが、直接ボードに塗りこむことができるので、ゲレンデに携帯するにも便利です。雪質も選ばないので、初級者にお勧めのワックスです。

Zardoz(ザードス) スキー スノーボード 滑走剤 ノットワックス ポケットバックG PNW001

ノットワックス ポケットバックG(Zardoz) 1,519円(10月22日現在)
Zardoz(ザードス)のノットワックスは、リキッドタイプのワックスです。純度100%の液体フッ素を使用おり、リキッドタイプのワックスとしては持続性が高いところが人気。コンパクトなので、ウェアのポケットにも入り、持ち運びも便利です。薄く塗っても滑りが良いと評価が高く、特に湿った雪でも滑走性が高いので、春スキー用に購入する方も多いと言われています。

DOMINATOR(ドミネーター)HYPER ZOOM PASTE 60ml

HYPER ZOOM PASTE 60ml( DOMINATOR) 2,699円(10月22日現在)
DOMINATOR(ドミネーター)のZOOMシリーズは、ワックスの硬さが雪質や雪温に合わせて変化する「サーモアクティブシステム」という特徴を持っているため、雪温に合わせてワックスを変える必要がありません。この特徴は他のワックスにはないものです。使い方は簡単で、付属のスポンジで薄く伸ばし、乾いたらクロスで磨き上げるだけ。人工雪でもよく滑ります。いろいろなコンディションのゲレンデを楽しみたい人にもお勧めです。

TOKO(トコ) スノーボード スキー用 ワックス エクスプレス ミニ 75ml

エクスプレス ミニ 75ml(TOKO) 2,440円(10月22日現在)
TOKO(トコ)のリキッドタイプのワックス、75mlのミニサイズです。適応雪温は0~30度、そして適応気温は10~30度と幅広いため、ゲレンデのコンディションを選びません。乾きが早く、朝滑る前にさっとワクシングすることが可能です。初心者はもちろん、ベテランのスノーボーダーにも愛用されています。

ALLIUM (ガリウム) スノーボード ワックス スプレータイプ GENERAL F 220 オールラウンドワックス

GENERAL F 220(GALLIUM) 2,200円(10月22日現在)
ホットワックスで人気の高いGALLIUM(ガリウム)のスプレータイプワックスです。フッ素を配合しているので滑走力が高く、ガリウムを含んでいるためスプレータイプでありながら持続性が高いと人気があります。雪質を選ばないオールラウンドタイプ。スノボにスプレーし、スポンジで伸ばしていくタイプなので、簡単にワクシングできます。滑る前はもちろん、途中で滑りが悪くなった時にすぐワクシングできるのが嬉しいポイント。

SWIX(スウィックス) スキー・スノーボード用 ワックス F4エアゾール

ワックス F4エアゾール(SWIX) 880~1,885円(10月22日現在)
エアゾールタイプなので、手軽に塗ることができます。フッ素を含んでおり、塗った後にしっかりクロスなどで磨きあげれば高い滑走性を発揮してくれます。ホットワックスほどの持続性はありませんが、時間がない時にお勧めのワックスです。なお、ボードをしまう前にエッジに塗ると、錆止め効果を発揮します。

 

スターターキットとしてもトラベル用にも便利なワックスセット5選

ワクシングを始めたい人にお勧めのセットをいくつか紹介します。
どのセットも便利なポーチ入りですので、スノボ旅行にも携帯できる便利なセットです。

GALLIUM(ガリウム) スノーボード ワックス セット TRIAL WAXING SET

TRIAL WAXING SET(GALLIUM) 13,860円(10月22日現在)
ホットワックスのワクシングに必要なアイテム(ワックス、ミニクリーナー、ミニファイバーテックス、ミニナイロンブラシ、アイロン、ミニブロンズブラシ、ワクシングバーバー10枚、ミニボアブラシ、ミニコルク、ミニラストリムーバー、チューニングシート)がコンパクトになったセットです。これまでペーストワックスやスプレータイプのワックスを使っていた方も、このセットがあればホットワクシングを始められます。「ホットワックスは面倒と思っていたけれど、こんなに楽しいなんて!」と感じられる、手軽にホットワックスを始めることができるスターターキットです。

GALLIUM(ガリウム) スキー&スノーボード GENERAL・F・Set

GENERAL・F・Set(GALLIUM) 3,740円(10月22日現在)
スプレーワックス、ミニクリーナ、ミニナイロンブラシ、ミニコルク、固形ワックス、ペーパーがセットになっており、ポーチに入っているので、ゲレンデに携帯する時にも便利なサイズです。アイロンを使わないスプレータイプのワックスになるため、何を購入したらいいのか迷っている方はこのセットがお勧めです。
中には簡単なマニュアルが入っていて、初級者でもこのセットを購入するとワクシングの流れを覚えることができます。ワックスやクリーナはミニサイズですので、慣れてきたら必要なものを買い足すと良いでしょう。

SWIX(スウィックス) スキー スノーボード ワックス セットパック PA004J

スキー スノーボード ワックス セットパック PA004J(SWIX) 2,357円(10月22日現在)
SWIX(スウィックス)は、初級者から競技者まで幅広いシェアを持つブランドですが、その中でも簡単に塗ることができるスプレータイプのワックスセットです。クリーナとワックス、コルクがセットです。このほかに錆取りゴムが入ったセットもあります。フッ素系のスプレーですので、エッジを錆から守ってくれます。

DOMINATOR(ドミネーター) B00STER BR FP PASTE SET

BOOSTER BR FP PASTE SET(DOMINATOR) 3,430円(10月22日現在)
ベースケア&クリーニング専用のペーストワックス、滑走用ペーストワックス、ミニブラシ、スポンジの4点がセットになっています。アイロンの必要がない2種類のワックスで、クリーニングとベース作り、そして滑走ワクシングが可能。短時間でワクシングができると人気のセットです。日本の雪質に対応しており、初級者から競技者と、幅広いスノーボーダーにニーズのあるワックスです。

マツモトワックスPASTE SET 極楽ペーストセット

ペーストセット(マツモトワックス) 2,750円(10月22日現在)
マツモトワックスは、1999年に創業した比較的新しい日本のブランドです。気温や雪質、用途に合わせて幅広い種類のワックスを提供しています。中でも人気の高いのが、極楽ペースト。極楽ペーストは雪温、気温を選ばないオールラウンドタイプのワックスで、サッと塗るだけでワクシングが仕上がります。このセットは、ポーチに極楽ペーストワックス、ミニリムーバー、仕上げ用のファイバーテックスが入っています。
なお、法令により、飛行機への持ち込みはできませんのでご注意ください。

 

スノボのメンテナンス、チューンナップショップとは?

スノボのメンテナンス、チューンナップショップとは?

スノボのメンテナンスは、ワクシングの以外にも行うことがあるのでしょうか?
エッジの研磨やストラクチャーの加工などのメンテナンスがあり、これらをチューンナップと呼びます。スノボのメンテナンスのプロフェッショナルがいるチューンナップショップでは、ワクシングのほかに、スノーボーダーの希望に合わせてメンテナンスをしてくれます。
普段、自分で念入りにお手入れされている方も、洋服をクリーニングに出すように、ボードをプロフェッショナルにメンテナンス依頼してみませんか?自分では取り切れなかった汚れや、「このくらいの傷なら大丈夫だろう」と思っていた小さな傷も、プロに依頼するとまるで新品のように仕上げてくれます。
チューンナップのメニューも、希望や悩み、予算に合わせてプランが用意されています。もっと高度な技を極めたい上級者も、早く上達したい初級者も、そのカギを握っているのは、ボードのメンテナンスといっても過言ではありません。チューンナップショップで相談してみると、ボードの持っている本来の性能が発揮でき、今までにない滑走を楽しめるのではないでしょうか。

チューンナップショップは1年中メンテナンスを行っています。ただし、シーズン前は込み合っていることも多いです。そのため、定期的なメンテナンスならば、シーズン期間の終わりに依頼するのがお勧めです。

 

出発前とシーズン最後のワクシングは念入りに!

スノボ用ワックスを塗ってメンテナンスをするタイミングはいつが良いのでしょうか?
それは、ボードを使う前とシーズンの最後です。特にシーズンの最後は、丁寧にワクシングを行いましょう。そして、滑った後は、汚れを落としておくと良いです。シーズン中に何度も滑る方は、しっかりホットワックスでお手入れする時と、ペーストワックスやスプレーワックスで簡単にメンテナンスをする時と、シーズンの中で使い分けるのもいいでしょう。しっかりメンテナンスを行うことで、大切なボードの寿命を延ばすことができます。
今回は、スノボ用ワックスの紹介と塗り方のポイントを紹介してきました。ワックスでのお手入れを丁寧にすればするほど、ボードへの愛着も高まり、技術も向上していくでしょう。早速、大切なスノボをワクシングして、今シーズンも目いっぱい楽しんでください。

スノボにワックスをかける大切さ、わかってくれたかな?

トラオ ボード持ち
トラコ ボード持ち

ええ、まるでお肌のお手入れと同じね。

え?お肌のお手入れ?

トラオ ボード持ち
トラコ ボード持ち

そう、お肌が荒れているとメイクもうまくいかないの。スノボもきちんとお手入れすることで、楽しく滑れるって、思ったわ。

じゃあ、早速ワックスをかけてゲレンデへGO!

トラオ ボード持ち
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