スキー 滑り方

誰でも5ステップで脱・初心者に!スキーの滑り方と練習方法を紹介

ゲレナビ 運営事務局

投稿日2023.01.04 更新日2023.01.04

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ゲレンデ・デビューを控えて、今からワクワクしているビギナースキーヤーに向けて、「これさえ押さえておけば、初心者には見られない!」基本的な滑り方を、5つのステップで紹介します。この記事を読んで、今シーズン中に脱・初心者を目指しましょう。

 

ボーゲンまでの道のりを5つのステップで紹介!

スキーの入り口であり、ビギナーはまずこの滑り方から始めるというボーゲン。これさえ取得すれば、初心者レベルのゲレンデを滑って、リフトに乗るまでの動作は問題なくこなせます。ここではボーゲンが滑れるようになるまでを5つのステップで紹介。「すぐにでも滑りたい!」という気持ちは置いておいて、焦らず一歩ずつステップアップしながら脱・初心者を目指しましょう。

【ステップ1】歩く練習

スキー 滑り方

スキーが履けたら、「すぐに滑れる!」と思っている初心者もいるかもしれませんが、スキーは板と靴をぴったりと金具で固定します。そのためかかとを自由に動かすことができず、雪の上を歩くのも大変です。まずは滑る前に、歩き方の練習をしましょう。代表的な3種類の歩き方を紹介します。

平らな雪面で歩く

ストックで体を押し出していくようにして、スキーを滑らせます。体を前に、前に出す感覚で、スキーを浮かせないのがポイントです。スキーを持ち上げるとバランスが崩れてしまうので注意しましょう。

カニ歩き

斜面を登る時に主に使用します。まず斜面に対して真横を向きます。板を平行に置き、山側のエッジを斜面に立てます。そのまま横歩きで一歩ずつ斜面を登っていく歩き方は、スキーの基本のキなので必ず練習してできるようにしましょう。

ハの字歩き

板の先端を外側に開き、かかとはつけたままハの字を作ります。ストックを雪面に刺して、ぐっと押す力を利用して前に進みます。その時、内腿に力を入れる。そして内側のエッジを立てて、板が滑らないようにします。クロスカントリーで歩いている時のフォームをイメージするとわかりやすいでしょう。

この3種類の歩き方を習得すれば、リフトでも立ち往生することなくスムーズに乗り降りができます。

【ステップ2】転び方、立ち上がり方の練習

スキー 滑り方

ゲレンデ・デビューをしたばかりのスキーヤーは、どんなに転ばないように注意をしても転びます。そのため転び方、そして立ち方も練習しておかないと大けがにつながることもあります。

お尻から転ぶ

「お尻から転ぶ」。まずはこれだけ覚えておきましょう。「転びそうだ」と思った時は、お尻を最初に雪面に着けます。その時、先に手をついてしまうと、腕を骨折することがあるので気をつけましょう。また左右の板の間にお尻をつくと、そのまま滑っていってしまい衝突事故などを起こしてしまうことも。転ぶときはお尻から、そして両板はできるだけ平行に揃えて転ぶのが基本姿勢です。

立ち上がる

立ち上がるときはスキーを体に近づけます。そして斜面に対して真横にスキーを揃えましょう。この体勢が整ったら、山側の雪面に手をつきその反動を利用して立ち上がります。板のエッジを山側に立てておかないと立ち上がったと同時に滑りだしてしまうので注意しましょう。また手で体を支えるかわりに、ストックを2本、山側に刺して、それを支えにしても起き上がりやすいです。

【ステップ3】ボーゲンの練習

スキー 滑り方

歩き方、転び方、起き上がり方をマスターしたら、いよいよ斜面を滑ってみましょう。スキーの滑り方にはいろいろと種類はありますが、まずは基本のボーゲンから始めましょう。かかと部分を開き、板の先端部分を近づけて足の間に三角形を作ります。この体勢のまま内腿に力を入れて、腰を落としながら緩やかな斜面をゆっくり滑ってみましょう。

スピードのコントロールは膝で行います。減速や止まるときは膝を曲げて、腰を落として、かかとを開き内側のエッジをきかせます。反対にスピードを出すときはひざを伸ばして、エッジを立てなければスピードが出ます。少し慣れてきたら、膝を伸ばしたり、曲げたりしてスピードの緩急をつけてみましょう。

最初は麓に向かいまっすぐ滑るとスピードが出て危険です。斜面の右側と左側のラインを目安にジグザクで降りるイメージで滑ってみましょう。

【ステップ4】ターンの練習

スキー 滑り方

ボーゲンができたら、いよいよターンに挑戦です。ターンにもいくつか種類がありますが、まずはボーゲンのままターンをしてみましょう。滑るときは均等に体重を乗せていますが、曲がる時は外側の足に体重を加重します。その時、大切なのは視線です。曲がりたい方向を見ると体重が自然に乗るのでやってみてください。

また外側の腕を下げることで、体重が乗りやすくなるのでやってみてください。ハの字のまま曲がることを「プルークボーゲン」と呼びます。この名前を知っていると「この人、滑れるな」と思ってもらえるので覚えておきましょう。何度か練習をすれば、コツはつかめます。ボーゲンでスピードがコントロールでき、ターンも完成したら、初級者のロングコースにも挑戦してみましょう。

【ステップ5】パラレルの練習

スキー 滑り方

ボーゲンである程度、自由に滑れるようになったら次に挑戦したくなるのが両足を揃えて滑る「パラレル」ですね。「スキーの板を揃えて滑るだけでしょ?」と思いますが、それだけではうまくいきません。パラレルは板を平行にするというイメージよりは、膝をつけることに意識をしてみましょう。膝をつけると、板も平行になるので、よりパラレルに近づいてきます。

また初心者にありがちなのが、スピードが出てしまい怖くなって目線が下にむいてしまうことです。そうなるとますます重心が後ろになるのでスピードが出てしまいます。目線はできるだけ遠くに!これを心がけるだけでスピードをある程度、コントロールできます。

板を平行にそろえて滑ることができれば、ボーゲンは卒業です。ただし焦りは禁物。安全にスキーを楽しむためにも「ここのコースはパラレルでは難しいかも」と思ったら、ボーゲンでゆっくり滑ることも忘れずに。

 

代表的なスキーの滑り方

ボーゲン、プルークボーゲン、そしてパラレルを紹介しました。そして斜面をどのように滑るかで、滑り方の名称がかわってきます。滑り方は大きく分けて2種類です。

斜面をまっすぐに下る直滑降

スキー 滑り方

パラレルのまま、斜面をまっすぐに麓に向かって滑る走法を「直滑降」と言います。この滑り方は、スピードのコントロールが難しく、スピードを楽しみたい人にはおすすめですが、初心者が急斜面でこれを行うと大変危険です。「ちょっと挑戦してみたいな」と思ったら、初心者コースの緩やかな斜面の、人があまりいないゲレンデでトライしてみましょう。

斜面をジグザグに滑る斜滑降

スキー 滑り方

直滑降に対して、ゲレンデの左右を大きく使い、斜めに滑るのを斜滑降と言います。板の先端を斜めに向けて滑るので、両足を揃えるパラレルが滑れるようになった人はぜひ挑戦してみてください。スピードもコントロールしやすく、少し難しい急斜面でも、ゆっくりと斜滑降で降りれば安全に麓まで行けるでしょう。

もう少しかっこよく滑りたい、斜滑降にも少し慣れてきたというスキーヤーは、ターンの練習をしてみましょう。

 

代表的なターン

次にターンについて紹介します。

シュテムターン

スキー 滑り方

パラレルで滑っていても、ターンをする時は足がハの字になってしまう。このターンを「シュテムターン」と言います。パラレルで滑ることはできても、曲がったり止まったりするときは足が開いてしまうことは初心者にはよくあります。わざわざ練習しなくても、中級者レベルにそろそろ移行かな?と言うときには、この走法になっているはずです。ここまで完ぺきに技術をマスターすると、楽しめるコースも増えるのでスキーがもっと楽しくなるはずです。ぜひシュテムターンは、習得しておきましょう。

ターンのサイズ

両足を揃えて行うターンは体を上下動させてリズムを取りながら、曲がるときに内側のストックを軽く雪面に突きます。コンパスの針のようにそこを支点として丸い弧を描いて曲がります。その時、反対側の手とスキーは前に出すようなイメージを持ちましょう。パラレルからのターンは、サイズによっておおむね3種類に分類されています。

大回り(ロングターン)

ゲレンデの横幅を大きく使ってダイナミックにターンしていく大回り(ロングターン)。まずはここから練習してみましょう。10~30mほどの幅でターンを繰り返すのですが、体が弓なりになるような感じで行います。スピードがコントロールしやすいので、初心者でもマスターしやすいです。

小回り(ショートターン)

2〜5mぐらいの横幅でターンを繰り返すのは小回り(ショートターン)。特徴として、上半身は動かさず、下半身を使ってターンをしていきます。道幅が狭いところや、急斜面などではこのターンを連続して滑走するスキーヤーが目立ちますが、これは上級テクニック。初心者、中級者レベルではまだ難しいです。

中回り(ミドルターン)

大回りと小回りの間に位置する中回り。明確な定義はないですが、5~10mくらいのターンです。初心者から中級者レベルのスキーヤーが、「そろそろ小回りを練習しようかなー」と言うときに、その過程で行われます。意識してやると言うよりも、ロングターンが少し小さくなったという感じで行うことが多いので、ロングターンに慣れたら、ミドルターンを意識してみましょう。

 

覚えておきたい|スキー場でレンタルできないもの

スキー 滑り方

初めてのスキーでは、グッズもレンタルでと考えている人も多いでしょう。その時に注意したいのがスキー板、ストック、靴、ウェアは基本レンタルできますが、レンタルできないものもあります。以下に一例を挙げてみましたが、ほとんどが小物類。これは自分で用意する、または現地で購入するしかありませんが、現地だと気に入ったものが手に入るかわからないので、出発する前に買いそろえておくことをおすすめします。

グッズに関してはこちらの記事も参考してみてください。

女子必見!レンタル以外のスノボの持ち物|泊まりの持ち物も

レンタルできないもの

  • ゴーグル
  • 帽子
  • グローブ
  • インナー

 

しっかり基本を習得して脱・初心者を目指しましょう!

今回はこの冬、スキーデビューする人に向けて、脱・初心者を目指すための練習を5つのステップで紹介しました。スキーは板とブーツが足首に固定されているため、初めは立ち上がることも難しいかもしれませんが、歩くところからしっかり基本をマスターしてステップアップしていけば、ゲレンデをかっこよく滑れるようになる日はやってきます。

「独学ではちょっと……」と言う人は、スキー教室を利用するのも選択肢のひとつです。スクールに入ると、さらにインストラクターがわかりやすく教えてくれるので、あっと言う間に上達することも。ただ脱・初心者への道は、基本の習得しかありません。まずはボーゲンのマスターを目指すところから始めてみましょう。

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