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スノーボードの基礎ターンに慣れてくると、「もっと板を自在に操りたい」「スピードを保ったままきれいに曲がりたい」と感じるはずです。
そんな方に次の目標としておすすめなのが「カービングターン」です。エッジを使って雪面を切るように滑るこの技術は、見た目にも爽快で、滑走の安定感が大きくアップします。
この記事では、初心者でも安心してカービングターンに挑戦できるよう、基本の仕組みから練習ステップ、板選び、安全に練習するコツまでを順を追って解説します。

基礎的なスライドターンができるようになったら、次に挑戦したい「カービングターン」。この技術を習得することで、スノーボードの楽しみ方が格段に広がり、ゲレンデでの滑りが一変します。
まずは、カービングターンとは一体どのような滑りなのか、普通のターンとの違いも含めて確認していきましょう。
スノーボードのターンには、大きく分けて「スライドターン」と「カービングターン」の2種類があります。初心者がまず習得するのは、テール(板のうしろ)を少し雪面にずらしながら曲がるスライドターンです。
一方、カービングターンは、板のサイドカーブ(板の側面にある弧)とエッジを使い、雪面をナイフで切るように、ズレをほとんど発生させずに曲がるのが特徴です。
カービングターンをマスターすると、雪面を噛むような安定した感覚が得られ、スピードコントロールもしやすくなります。滑走時の安定感や操作性も大きく変化しますよ。
カービングターンは、スノーボードの板に設計されている「サイドカーブ」という構造を利用した滑りです。
板を斜めに傾けてエッジを立てると、そのサイドカーブが雪面に食い込み、自然と円を描くようにターンがはじまります。このとき、ライダーは進行方向に対して外側に遠心力がかかりますが、これを抑え込むために体を内側に倒し込んで(角付けして)バランスをとります。
重要なのは、雪面に食い込んでいるエッジ全体に均等に体重をかけ、板をたわませる(しならせる)ことです。この「たわみ」と「角付け」こそが、カービングターンを成功させる鍵です。
板のたわみが強くなると、ターン弧が小さくなり、よりシャープなカーブが可能になりますよ。
カービングターンは上級者の技術と思われがちですが、3つの理由により、実は初心者こそ目指す価値があるものとされています。
まず、カービングターンは滑走の安定感を飛躍的に向上させます。エッジが雪面をしっかりととらえるため、高速時やアイスバーンに近い硬い雪面でも、スライドターンよりも安定した状態で滑れるようになるのです。
次に、効率の良い滑りができるようになります。ズレによる減速が少ないため、無駄な体力を消耗せず、より長く快適に滑走を楽しめます。
そして何より、エッジが噛んだ滑りができた瞬間の爽快感は格別です。スノーボードがさらに楽しくなること間違いなしですよ。
カービングターンと聞くと難しく感じますが、基本となる動きを段階的に練習すれば、初心者でも習得可能です。焦らず、一つひとつのステップを意識して練習を積み重ねていきましょう。
ここでは、特に意識したい「姿勢・目線」「板の反発」「エッジの感覚」の3つに分けて解説し、失敗しやすいポイントと改善チェックリストもご紹介します。

カービングターンの基本は姿勢づくりです。
足幅は自分のスタンスに合わせて肩幅程度に開き、ひざと足首を軽く曲げて、上半身は板の真上に乗せるイメージでリラックスして構えます。目線はつい足もとを見てしまいがちですが、常に「進行方向の先」を見ることで、体全体がスムーズに次のターン方向へ導かれやすくなります。
腕は力まずやや前に構え、肩と腰のラインが進行方向に向くようにすると、重心が板のセンターに乗りやすく安定するので、意識しましょう。

次に、緩斜面でスピードを抑えながら、浅いターンで板のしなりと反発を感じてみましょう。
大回りでゆっくりとしたリズムのターンを繰り返し、ターン中に板が少したわみ、たわんだ板が戻る反動で次の方向へ押し出されるような感覚を探ってみてください。この段階では、完全なカービングでなくても、ズレを少なめにしつつ「エッジに乗る→雪面をとらえる→板が返ってくる」という流れを確認することが目的です。
恐怖心が出てきたら、ターンの大きさを広げてスピードを落とし、余裕のある状態で感覚をつかむことが大切ですよ。

板の反発を感じられてきたら、「どこに体重を乗せるか」と「どれくらいエッジを立てるか」を意識していきます。
ターン前半では、板のフロント側(ノーズ寄り)にやや重心を移しつつ、斜面側に向かって体を傾けてエッジを立てていきます。ターンのピークでは板全体に荷重し、後半にかけてややテール寄りに重心が移ることで、板がきれいな弧を描きやすくなりますよ。
エッジの角付けは、最初から強く立て過ぎず、少しずつ角度を増やしながら「ズレが少なく、でも怖くない」というポイントを探すのがコツです。
最初はスピードが出やすいため、緩斜面で試しながら慣れていきましょう。
カービングターン練習中に陥りやすい失敗と、改善策をチェックリストにまとめました。自分の滑りを振り返る際に、ぜひ活用してください。
上記のチェックリストを活用し、自分がどこでつまずいているのかを客観的に把握した上で、修正しながら練習を進めましょう。
カービングターンは、技術だけでなく、使用する板との相性も重要です。
ここでは、カービングターンに適した板の特徴や選び方、初心者がレンタル時に意識すべきポイント、メンテナンスなどについて詳しく解説します。
カービングターン向きの板には、いくつかの特徴があります。以下の3点に注目して板を選ぶと、扱いやすくおすすめです。
上記を念頭に置いて、適切なスノーボード用の板を見極めましょう。
自分の板を持っていない方や初心者の場合、レンタルにおいても、カービングターンを意識した板を選ぶことが可能です。しっかり見分けられるように、以下のポイントを押さえておきましょう。
レンタルでも店員さんに目的を伝えれば、適したボードを提案してくれる場合が多いので、積極的に相談することをおすすめします。
板だけでなく、足もとのギアのフィット感も重要です。ブーツは足首がしっかり固定できる硬めのモデル、ビンディングはストラップを締めた際に、足と板が一体感を持てるレスポンスが良いものがおすすめ。
また、板のソールにワックスが入っているか、エッジが錆びていないかなどのメンテナンス状態の確認も大切です。滑走前には必ずワックスをかけ、エッジが傷んでいないか確認するなど、日々のメンテナンスもしっかり行いましょう。

カービングターンはスピードが出やすく、慣れないうちは転倒のリスクも高まります。上達を目指すのはもちろん大切ですが、まずは安全第一で練習に臨むことが重要です。
ここでは、安全にカービングターンを楽しむための、ポイントや心構えを解説します。
初めてカービングターンを練習するなら、まずは「緩斜面」で「人が少ない時間帯」を選ぶのが鉄則です。
斜度が緩いコースならスピードが出にくく、エッジの切り替えや荷重の練習に集中しやすいので、失敗しても大きな転倒につながりにくいのがポイント!
また、早朝やリフト稼働直後など、雪面が整っていて練習しやすく、空いている時間帯もおすすめ。周りを気にせず大きなターン弧を描けるため、カービングの感覚をつかみやすいですよ。
カービングターンはスピードが出るため、転倒した際の衝撃も大きくなります。
万が一に備え、適切な装備と行動でリスクを減らしましょう。たとえばヘルメットや手首・ひじ・ひざのプロテクター、ヒップパッドなどの保護装備があると安心ですね。
また、無理なスピードを出さず、斜面状況が悪化してきたら(アイスバーンや深い荒れ等)、一度カービング練習を止めて、より安全なバーンに移動する判断も大切です。
技術の習得は一朝一夕にはいきません。できない理由を分析しながら、「少しずつ成功に近付く感覚」を楽しみましょう。
「今日中にできるようになる!」と焦るのではなく、基本姿勢、浅いターン、深いターンという段階を丁寧に踏むことを目標に。「今日はエッジの立て方だけ試す」といったように、毎回テーマをひとつ決めて滑ると、上達を実感しやすくなりますよ。
また、練習を重ねる中で、スマホなどで自分の滑りを撮影するのもおすすめです。客観的に見ることで、自分では気づかなかった癖や改善点が見えてきます。
ぜひ、楽しみながら練習してみてくださいね。
カービングターンは、初心者でも正しい手順と意識で練習すれば、確実に習得できる技術です。
まずは普通のターンとの違いをしっかり理解し、姿勢づくりや板の反発を考慮しながら段階的に練習を続け、成功体験を目指しましょう。
また、板選びや装備、安全への配慮も上達を支えてくれる大切なポイント。本記事を参考に、カービングターンしやすい板やギア選び、安全に練習するためのコース選びや装備を理解して、ぜひカービングターンを身につけてくださいね!
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