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「いざ雪山へ!」と心を弾ませてゲレンデへ向かったのも束の間、スキーブーツを履いた足が痛くてスキーどころではなくなってしまったという経験はないでしょうか。特にスキー初心者の場合、ブーツを正しく履けていないことで、「かかとが浮いて滑りにくい」「すねが痛くなる」などといった違った問題が発生することもあります。
この記事では、レンタル・購入どちらにも役立つ「スキーブーツの履き方」を、初心者にもわかりやすく丁寧に解説します。

正しくスキーブーツを履くためには、履く前の準備が大切です。まずは、スキーブーツを適切に履くための基礎の準備として、「正しいソックスやインナーの準備」「スキーブーツに適したパンツを着用しているかどうか」「フィット感とサイズの確認」といったポイントを解説します。
スキーブーツを正しく履くためには、まずソックスやインナーといった足元の準備からはじめます。
ソックスは、スキー専用の薄手のものや、すねの部分までカバーできるスポーツソックスがおすすめ。厚手のソックスは保温性はあるものの、足の動きを妨げたり、フィット感を損なったりする原因になるため注意が必要です。シワが寄らないように丁寧に整えてから、適したソックスを履きましょう。
インナータイツやレギンスの裾は、ブーツ内でたるまないよう足首より上までしっかり引き上げておくこともポイントとなります。足元をしっかり整えられていると、ブーツの中での圧迫ムラが減り、滑走中の痛みや疲労も軽減できるでしょう。
スキーブーツの中には、ソックスやインナー以外のものを入れるのは避けましょう。
たとえば、パンツの裾がブーツの中に入った状態や、ソックスの重ね履きなどは、局所的な圧迫や血行不良を招き、足が痛くなる原因になります。さらに、異物が挟まるとブーツ本来のフィット性が損なわれ、操作性も低下。
足とインナーがしっかり密着することでスキー板への力がダイレクトに伝わるため、最低限のレイヤーでシンプルに整えることが、正しいスキーブーツの履き方の基本です。
レンタルや購入時に最も重要なのが、ブーツの“フィット感”と“サイズ”の確認です。
スキーブーツは普段の靴よりもタイトに感じる構造をしていますが、痛みを感じるほどの圧迫があればサイズが合っていないといえるでしょう。
つま先は軽く触れる程度、かかとはしっかり固定され足首に過度なゆとりがない状態が理想です。また、バックルを緩めた状態で足が自然に収まるか、締めたときに過剰な力を使わず固定できるかもチェックしておきましょう。
滑りはじめた直後に「緩すぎる」「きつすぎる」といった違和感があると、スキーの操作がおぼつかなくなったり、足が痛くなったりする原因になるので注意が必要です。自分の足に合ったフィット感とサイズを見つけることが、安全で快適な滑りにつながります。

「履き方」の手順が合っているかどうかで、滑りの快適さや安全性が大きく変わります。
ここでは、スキーブーツの履き方の手順を写真付きで丁寧に解説。足を入れる際のポイント、かかとの収まりの確認、バックルの締め方までを順に紹介し、初心者がつまずきやすいポイントもあわせて説明します。
まずはスキーブーツのバックルとパワーベルトをすべて外し、ブーツの開口部をしっかり広げてつま先から足を入れます。
普通にバックルを外そうとするとキャッチャーに引っかかる場合があるので、バックルの先端を少し上にひねるようにして履くのがコツです。
足を無理に押し込もうとすると、インナーが折れたり、足首周りにシワが寄ってフィット感が損なわれたりする原因になります。そのため、ゆっくりと足先から差し込み、自然にかかとがインナーの底まで沈むように意識しましょう。
ブーツに足を入れるときは立った状態で、整えるときは座った状態で作業すると、足にフィットさせやすくなります。
足が入ったら、次はかかとのポジションを整えます。立ち上がり、軽く膝を曲げた状態で、かかとをトントンと後ろに落とすようにして位置を固定しましょう。
インナーの後部を軽く引っ張って、かかとを靴底にしっかり押し付けるようにすると、インナーのヒールポケットにスムーズに収まりやすくなります。このひと手間を加えることで、足とブーツの一体感が生まれ、滑走時のズレも防ぎやすくなるでしょう。
かかとが正しく収まっていないと、足が前後に動きやすくなり、踏み込みの力がスキー板に伝わりにくくなるため、丁寧に調整しましょう。
バックルは、足首側の下段から順番に留めていきます。
いきなり強く締めるのではなく、軽く留まる程度からはじめ、足に負荷をかけ過ぎないように段階的にフィットさせていくのがコツです。特に足の甲まわりは、バックルの調整次第でフィット感が大きく変わるので、痛みが出ない適度なバランスを意識して調整しましょう。少し動かしてみて違和感がないかをその都度確認しながら進めると、最適なフィット感に近づきます。
すべてのバックルを留めたら、最後にパワーベルトを締めて足首からすね周りをしっかり固定しましょう。ベルトはブーツ全体の一体感を高める役割があり、適切に締めることで滑走時の安定性が大きく向上します。
全体が均一にホールドされると、滑り出しの安心感が格段に高まり、長時間の滑走でも疲れにくい、快適なブーツ環境を整えることができるでしょう。

スキーブーツを履いていると足が痛くなったり、滑っていると足が疲れたりするのは、スキーブーツの履き方にちょっとした失敗があるのが原因かもしれません。
ここでは、スキーブーツを履く上で初心者が陥りやすいミスを、対策とともに紹介します。ソックス・パンツの履き方、バックルの調整、かかと位置の調整などに関するありがちな失敗を集めたので、参考にしてください。
間違ったソックスやパンツの履き方は、初心者がやりがちなミスの代表格です。
ソックスは厚手のもののほうが温かいと思われがちですが、厚手のソックスは足が圧迫されやすく、血行不良による痛みや冷えにつながることがあります。スキー専用の薄手のものなどを使いましょう。
また、パンツの裾がブーツ内に入り込んでしまう状態もNG。生地が折り重なることで足首まわりの圧力が不均一になり、フィット感が損なわれます。パンツはブーツの外側に被せるようにしましょう。
なお、パンツの長さは、ブーツを履かずに試着したときに、かかとにかかるか床に擦れるくらいだと、ブーツを履いてパンツを外に出したときにちょうど良い長さになります。
バックル調整における緩すぎ・締めすぎ問題は、初心者に特に多い失敗です。
バックルが緩いと足がブーツ内で動き、ターンのたびに踏ん張りづらく、足が疲れやすくなります。ブーツ本来のサポート力も発揮されにくくなるため、滑りの安定性にも影響が出てしまうでしょう。
一方で、バックルを強く締めすぎると足の甲やくるぶしが痛くなり、滑走中ずっとストレスを感じることに。適切なのは「足が動かず、かつ痛みが出ない」という、ほど良いフィット感です。
特に中段のバックルは締め具合でフィット感が大きく変わるため、滑り出す前に一度立ち上がって軽く膝を曲げ、足の感覚を確認しながら調整すると良いでしょう。
スキーブーツでは、かかとがきちんとヒールポケットに収まっていないと、ブーツの性能を十分に活かせません。
かかとが浮いた状態だと、ターン時に踏み込みの力をロスしてしまい、操作が不安定に。特に初心者の場合、このわずかなズレが滑走全体のバランスを大きく左右するため、軽視できないポイントといえるでしょう。
スキーブーツを履いたら一度立ち上がり、膝を軽く曲げてかかとをトントンと後ろに落として位置を合わせましょう。バックルを締めたあとでも、違和感があれば再度かかと位置を整えるのがポイントです。
正しいポジションに収めるだけで、滑っているときの安定感や、スキー板への力の伝わり方が大きく改善します。

いざ現地で滑る際に慌てないようにするためには、スキーブーツを装着したあとのチェックがカギとなります。
ここからは、スキーブーツを履いたあとに行う確認や、レンタル時に気をつけるポイント、滑走後のスキーブーツのケア方法など、初心者が“実際に現地で使える”実践テクニックを紹介します。
スキーブーツを履いたら、まずはフィット感を細かく確認しましょう。
立ち上がって軽く膝を曲げ、足が前後左右にブレないかをチェックします。つま先は軽く触れる程度で、かかとはしっかりヒールポケットに収まっているのが理想。足の甲やくるぶし周りに痛み・圧迫がないかも重要なポイントなので、しっかりチェックしましょう。
足に違和感があれば、中段のバックルやパワーベルトを微調整すると改善しやすくなります。
滑り出す前に数回足踏みして、足とブーツが一体化している感覚が得られるかを確認しておくと良いでしょう。
レンタルブーツはサイズや状態がさまざまなので、受け取ったら以下の3点を必ず確認しておきましょう。
①サイズが合っているか
スキーブーツを履いたときにつま先が強く当たっていないか、緩すぎて足が動かないかをチェック。
②インナーの状態
インナーが劣化していたり大きくシワになっていたりしないかを確認。踏み心地に違和感がある場合は交換してもらうと良いでしょう。
③バックルの可動状況
バックルが固くて締められない場合や緩すぎる場合は、滑走中のトラブルの元に。スムーズに締まるかを必ず試し、気になる点があればその場でスタッフに伝えると安心です。
滑走後はブーツのケアを行うことで、次回使うときの快適さやブーツの寿命が大きく変わります。
特にスキーブーツは湿気や雪が内部に残りやすく、放置すると劣化が早まるため、滑走直後のひと手間がとても重要です。
ケアの方法としては、最初にブーツのバックルとベルトをすべて緩めて足を抜き、インナーを軽く広げて湿気を逃がします。雪が付着している場合は、ブロアーなどで雪を落としてからタオルで外側を軽く拭き取っておくと、劣化を防げるでしょう。濡れた状態で放置するとニオイやカビの原因になるため、風通しの良い場所で乾燥させることが大切です。
ブーツが完全に乾いたらバックルを軽く留めて形崩れを防ぎ、風通しの良い、湿気が少なく、直射日光の当たらない場所に保管しましょう。しっかりケアしておけば、次の滑走でも気持ち良く扱うことができ、フィット感の維持にもつながります。
スキーを安全かつ快適に楽しむためには、スキーブーツを正しく履くことが大切です。間違ったスキーブーツの履き方をしてしまうと、足が痛くなったり、スキーの操作に悪影響がでたりしてしまいます。
スキーブーツを購入する際やレンタルする際は、まず以下の基本的なポイントをしっかり確認するようにしましょう。
また、スキーブーツを使用したあとは正しくケアして保管しておくと、ブーツを長持ちさせられます。
本記事の内容を参考にした上で適切にスキーブーツを扱って、楽しく快適にスキーライフを楽しんでくださいね。
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